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2017年4月30日 (日)

新卒教師の学びとは?3

 勉強を熱心にやれば教師の力量が高くなるとは限りません。
 前述した「著名な実践家の方法論獲得型の学び」の場合、獲得した方法論で授業がうまく流れたかどうか、というところに教師の視点がいきやすくなります。たとえば、「この発問で、子どもたちが考えさせることができたかどうか」というようなことです。そして、うまく流れると授業がうまくいった気になってしまいます。
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「まんがで知る教師の学び」の中で剣田究造先生は根津戸先生の教材研究の甘さと、教育技術にたよることの危険性を指摘しています。それに対して、夏村先生は、教育技術は必要じゃないかと反発しています。程度の差はあっても、このようなことはよくあるのではないでしょうか。こうなってくると、新卒教師は学校の仲間の意見を聞かずに、方法論や教育技術を提供してくれる研究会やサークルの仲間の意見を聞くようになってしまいます。当然、学校の仲間からの評判は落ちていき、浮いた存在になります。
 子どもに力をつけるための「教師の学び」がいつのまにか、教育技術を獲得するための学びになってしまっているわけです。
 実は、私自身がこのような学び方をしてきたのです。今、思い返してみると、先輩教師からの厳しい指摘にも不遜な態度をとっていたような気がします。恥ずかしい限りです。

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