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2017年6月19日 (月)

忘れられない言葉2

 「授業を真剣に考えていない」という批判の言葉と、「真剣に考えていました」という応援の言葉は、私を大きく変えたような気がします。
 それ以来、私はさらに勉強するようになりました。学校から帰宅したら、すぐに夕食をとり、入浴の後は夜中の2時くらいまで教材研究と読書をするようになりました。その頃に獲得した教育技術はかなりの量だったと思います。
 自宅に若い先生たちを集めてサークル活動もスタートしました。県外で行われる研究会にも積極的に参加していましたので、給料のほとんどは本代と研究会への参加費に消えていきました。まさに、がむしゃらにやっていた時期だったと言えましょう。そうやって教育技術を獲得することが面白くてたまらなかったのです。

 そんな教職3年目の出来事でした。学校の宴会の後の3次会で、40代の先輩の先生と若い先生たち数名でラーメン屋に行ったときのことです。話題がサークル活動になったときに、その先輩が私に向かって怒鳴ったのです。

「おまえは生意気だ!」

 店中に響くような大きな声だったので、時間が止まってしまったような気になったことを覚えています。大学を卒業してから、人から怒鳴られた経験がなかったので、正直どうしていいのか分からず、ただ先輩の顔を見て黙るしかありませんでした。
 真夜中にアパートにもどったら、涙が出てきました。「一生懸命にやっているのに、どうして怒鳴られなくてはならないのだろう」という悲しい思いでした。

 その次の日、学校で、同じ場所にいた仲間が「山高ければ、風強し。気にするな。」と声をかけてくれたことを今でも覚えています。そし、その先輩も私のところにきて「昨晩は怒鳴ってしまってすまなかった」と頭を下げてあやまってくださいました。
 しかし、この強烈な体験もまた私を変えていくことになったのです。(つづく)

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