書籍・雑誌

2017年5月13日 (土)

読書術 その10

その10:少し難しい本を読み切る
 自分にとっては少し難しい本でも最後まで読み切ることが重要だと思っています。もちろん、どの本を難しいと感じるかは人によって異なります。言葉が難しかったり、量が多かったりすれば、読む意欲が失せることもあるでしょう。だから、「少し難しい」というところがポイントです。
 読書会のように読まざるを得ない状況で、なんとか難しい本を読み切ってみると、高い山の頂上に立ったような爽快感があります。そして、高い山に慣れると低い山に苦痛を感じなくなるように、通常の本はすらすらと読めるようになるものです。そうなると、読む速さも量も増えていきます。
 その意味では登山も読書も似ているかもしれません。

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2017年5月11日 (木)

読書術 その9

その9:トニー・ブザン著『マインドマップ読書術』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)
 「まんで知る教師の学び」でも紹介されている本です。マインドマップを描きながら本を読むのがこの本のテーマなのですが、半分以上は4倍速で読書をする方法が書かれています。もちろん、本当にそうなるためには、それなりの練習は必要ですが、意識するだけでかなり速く読めるようになります。

 マインドマップ読書術は、キーワードを選んでメモするという方法をとりますが、これは読書に限らず、講義録でもアイデアメモでもあらゆる場面に使える方法です。今の私は全てのノートをマインドマップで書いています。

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2017年5月 8日 (月)

読書術 その7

その7:読書会を開催する
 気の合う仲間と一緒に読書会をやりましょう。仲間同士で、休みの日にわいわいと本の内容について語り合うのは本当に楽しいものです。大切なことは、会の目的を決めることだと思っています。私がやっている読書会は、退職後の人生を豊かに生きるための準備を行うことが目的です。毎月1回、日曜日の午前9時から11時30分まで集まります。メンバーは7人。全員が50代の男女です。
 課題図書は現在のところ私が決めることにしています。「これはおすすめ」と自信をもって推薦できる課題図書を決めるためには、私自身がかなり本を読んでおかなければなりません。これはある意味でプレッシャーにもなっていますが面白くもあります。最近の課題図書としては「LIFE SHIFT」「スタンフォードの自分を変える教室」「マネジメント」などです。あえて教育書を選びません。また、ハウトゥものも選びません。著者の考え方や自分の生き方を学べるような本を選んでいるつもりです。
 9時に集まったら、未読の人のために1時間15分は黙読の時間をつくります。読んできた人は再読したりマインドマップを書いたりします。15分ほど休憩をしたら、残りの1時間は、本についての意見を語り合います。ただし、感想を言うだけではなく、「今後どのような行動ができるか?」ということまで考えて語り合うことにしています。「Read for Action」といいます。心が豊かになる至幸のひとときです。

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2017年5月 7日 (日)

読書術 その6

その6:読書マインドマップをつくる
 良書を読んだとしても、しばらくたつと、その内容を忘れてしまいませんか。人間の記憶はそれほど長続きはしないものです。そこで、読書マインドマップをつくることにしています。
 マインドマップのこつは1枚にまとめることです。1枚にまとめておくと、全体を思い出すことができます。自分だけが思い出せればいいのですから、キーワードだけを書き留めます。例にあげたのは、コヴィーの「七つの習慣」です。7つの習慣が何だったのかを思い出せればいいので、この程度でいいのです。付箋紙をはがしながら、言葉をできるだけ短くして描いていくと、大体1時間程度で完成します。色をつけたりすると、なんだか楽しい気分になります。私はA4のノートに見開きで作成しますのでA3の大きさになります。これをスキャナーでPDF化していますから、スマホでもタブレットでも見直すことができます。バスの待ち時間などのちょっとした時間に眺めてみると楽しいものです。Photo

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2017年5月 6日 (土)

読書術 その5

その5:読書の目的を決める
 本によって目的を決めます。たとえば、単に情報を集めるだけの場合と、内容を覚えておきたい場合とでは、本の読み方が変わってくるからです。
 前者の場合は、かなり速く読むことができます。たとえば、情報モラル教育についての原稿を書くといった目的がある場合は、それに関連した本のエキスだけを拾えばよいことになります。だから、本を見開きながらキーワードになりそうな言葉だけを拾っていきます。役に立たないと判断した箇所は読まなくてもかまわないわけです。そう割り切ると、かなり早く本を読むことが可能です。25mm×7.5mmの小さな付箋紙をキーワードになるところに、どんどん貼って読み進めていきます。新書だと1時間もあれば十分に読了できます。
 後者の場合は、内容を覚えておくことが目的となるので、読んだ後にマインドマップにします。目次を見て本の全体を把握します。特に重要なところは自分が一番興味・関心があるところですから、場合よっては熟読することもあります。それ以外の場所もさっと目を通します。例えれば、ヘリコプターで山全体の地形を把握して目的地を確認した後に、地上から歩いて目的地に直行していく感じです。(これが小説だと正反対の読み方になります。全体の把握などしないほうが良いのです。)
 本を読むには時間が必要です。最小限の時間で最大限の効果をもたらす読み方が必要なのだと思います。

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2017年5月 5日 (金)

読書術 その4

その4:「読書の時間」を決めておく
 「忙しいので本を読む時間がない」とつぶやく人がいます。本当にそうでしょうか。その人は、本を読む時間よりも別のことにかける時間を優先しているのです。真剣に本を読みたいと思っていたら、いつでもどこでも読めるはずです。本を読む時間を最優先するか、しないかの違いだと思います。
 ロリー・バーデン著「自分を変える1つの習慣」(ダイヤモンド社)では、「習慣の力」の偉大さが述べられている良書です。著者は「成功者とは、目標を達成するために、面倒くさいことや気が進まないことでも、我慢して実行できる人である。」と述べ、そして、すみやかに実行するためには物事を習慣化せることだと主張します。
 私の場合は、朝起きてすぐに本を読むようにしています。30分もあれば、けっこうの量が読めます。もちろん、長い時間をかけてまとめて読むこともあります。大切なことは、一日の生活の中に「読書の時間」を位置付けておき、それを習慣化することではないでしょうか。

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2017年5月 4日 (木)

読書術 その3

その3:本を買ったらその日に捌く
 本を買ってきたら、すぐに熟読はしません。そんな時間が確保できないからです。かといって、放っておくこともしません。まずは、本の目次をめくって、本の内容を俯瞰します。そして、どんなことが書いてあるのかを全体をぱらぱらと眺めておきます。面白そうなところが見つかったら、ちょっとだけ読んでおきます。そうすると、「わくわく感」が残ります。この「わくわく感」が大切です。そして、残っている状態で「読みたい本が並んでいる本棚」に入れておきます。私は、この状態にすることを「本を捌く(さばく)」と呼んでいます。
 この本棚は机のすぐ横に置いてありますので、常に見えることになります。「わくわく感」がありますから、すぐに読みたくなるのです。眺めているだけでも、わくわくしてしまいます。本を読むと著者のものの見方や考え方がどんどん脳の中に染み渡っていくような快感があるからです。

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2017年5月 3日 (水)

読書術 その2

その2:人が推薦する本は買う
 いわゆる読書家といわれる人たちが推薦する本は買います。様々な本を読んだ中での一冊なので、大抵は面白い本が多いのです。特にビジネス書は、自分の狭い経験の範囲では得られなかった視点が手に入ります。
 たとえば、マーカス・バッキンガム&ドナルド・O・クリフトン著『さあ、才能に目覚めよう』は、あるメールマガジンで推薦されている本でした。この本を読むことで「自分の強み」を知ることができます。そして、その強みを生かすことで、新しいアイデアが思いつくようになりました。また、松尾睦著『職場が生きる人が育つ「経験学習」入門』は、尊敬する先生が推薦された本でした。この本には、著者が経営学や心理学の研究を下敷きにし、優れたマネージャーのインタビュー調査から導き出した結論が書かれています。この本を読むことで「経験から学ぶ力」を身につけることができました。
 自分の興味・関心の範囲なんて本当に狭いものです。ネット書店だと、その範囲を飛び出すことができません。しかし、他人の推薦だと思いもつかなかった本に出会うことができます。これは幸せなことだと思います。

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2017年5月 2日 (火)

読書術 その1

 こんにちは。吉良良介です。
 多忙な状態が続いていくと、インプットができなくなります。特に読書の時間は意識的に確保しないと、ずっと読書をしないままになってしまいます。そうなると、教師の授業実践は痩せていくのではないでしょうか。
 そこで、私の読書術について書きたいと思います。
その1:迷ったら買う
 書店やネット通販などで、なんとなくほしいなと感じる書籍に出くわすことがあります。こういう場合は、まず間違いなく買うことにしています。特に教育書は一般のビジネス著に比べると高いです。2000円前後になりますので躊躇してしまうこともあります。しかし、「迷ったら買う」というルールを決めておくと、ためらいがなくなります。
 なぜ、このようなルールを決めたかというと、「その本が後から必要になる」ということがよくあるからです。たとえば、なんとなく興味があったワークショップ関連の書籍を数年前から数冊ずつ買っていたことがありました。買った当時はたいして読むこともなく本棚に積んでいたのですが、数年後自分がワークショップを担当することになって、その数冊をまとめて読み直すということになりました。すると、買った当時は気づかなかった著者の考え方やものの見方がすっと分かるようになっていたのです。もしも、それらの本を買っていなければ、後悔することになっていたでしょう。
 読み手である自分も変化します。立場や状況が変われば、興味関心も考え方も変わります。変化する将来の自分のために資料を残しておくという意識で本を選ぶということも必要だと思っています。

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2017年4月29日 (土)

上條晴夫著「理想の授業づくり」

 上條晴夫著「理想の授業づくり」を読みました。
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 この本は、授業づくりをどのように学ばせるかを提案したユニークな本です。従来の授業づくりの考え方を根底からひっくり返すような面白さがあります。
 また、「授業へのダメ出し」を中心としてきた従来の授業研究会の在り方に対しても一石を投じる本にもなっています。
 たとえば、「授業づくりの教育においては、正しい授業のスタイルや教育技術、教育理論を教えて、それを理解させ覚えさせれば、それが蓄積されて応用可能になると考えられていた」と主張してあり、従来の授業づくり教育への疑問が投げかけられています。それに対して本書では、その教師の『理想』(こだわり)を鍛えることが提案されています。この考え方は大変斬新であり、授業の見方も変えていくことにもなるでしょう。
 力量の高い教師の授業は、その教師らしい「授業観」に支えられています。しかし、従来の授業研究会の方法だと、授業方法の欠点を探し、修正案を出し合うことで展開されていくので、どうしても「授業観」が見えにくくなってしまいます。以前、30代の若い先生方の教員研修において、「ベテラン教師の授業を見て、その方法をそのまま真似るのではなく、その先生がどのような授業観を持っているのかを探したり、インタビューしたりして考察してみてください。」と指示したことがあります。その授業研究会では、1時間の授業では見えなかった「その教師らしい『授業観』」が見えるようになったことを今でも覚えています。
 教師教育に携わる人たちだけでなく、研究主任や管理職のような学校リーダーにとっても「授業づくりとは何か」を考えていくための斬新な教育書と言えます。

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