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2007年12月12日 (水)

協同学習を考える 1

 1999年、米国でプロジェクト型の協同学習の研修を受けた。それ以来、この手の学習の実践を行ってきた。特に、国語専科になってからの3年間は、ほとんどの単元をプロジェクト型の協同学習で行ってきた。それは、実感として、この学習スタイルのメリットを感じてきたからである。だから、基本的には協同学習には賛成の立場である。
 しかし、授業にはうまくいかなかったものもある。どんな方法もメリットもあればデメリットもある。協同学習を批判的に考察することも重要だ。多くの教師は、「成功事例」を引き合いに出して、その方法の良さを主張したがる。「失敗事例」は検討されにくいからだ。

 協同学習では、それぞれの学習者が学び合い高まり合う姿を理想だと考える。現に、教師がレクチャーをするよりも学習者の意欲は高まる場面が多い。話し合うことによって内発的な動機付けが行われ、それぞれの学習者が自らの意志で学習に積極的に参画したという意識が促されるからであろう。

 しかし、個々のグループが話し合っている一つ一つの言葉を一人の教師が知ることは不可能である。教師がグループをまわっている間は、他のグループの学習内容は把握しにくい。誤った解き方を教え合ったりすることもあれば、他の学習者に答えだけを教えたりすることもあるだろう。課題が簡単であれば、「教える側」「教えられる側」の関係が固定化され、「学び合い」には成立しにくい。また、授業の中で、学級全体で「現時点」での課題を共有する時間も必要だろう。

 そう考えると、いくつかの問題点も出てくるのではないか。(つづく)

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