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2008年5月

2008年5月29日 (木)

プロジェクト学習 その6

 「探求型の学習」としての総合的な学習は以下の目標をもつ。

(1)横断的・総合的な学習や探求的な学習を通して、自らの課題を見付け、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、よりよく問題を解決する資質や能力を育成する。
(2)学び方やものの考え方を身に付け、問題の解決や探求活動に主体的、創造的、協同的に取り組む態度を育て、自己の生き方を考えることができるようにする。

 また、配慮事項として以下のことが挙げられている。
○ 他者と協同して問題を解決しようとする学習活動
○ 言語により分析し、まとめたり表現したりするなどの学習活動
○ 体験活動については第1の目標並びに第2の各学校において定める目標及び内容を踏まえ、問題の解決や探求活動の過程において適切に位置づける。
○ 国際理解に関する学習を行う際には、問題の解決や探求活動に取り組むことを通して、諸外国の生活や文化などを体験したり調査したりするなどの学習活動が行われるようにすること。
○ 情報に関する学習を行う際には、問題の解決や探求活動に取り組むことを通して、情報を収集・整理・発信したり、情報が日常生活や社会に与える影響を考えたりするなどの学習活動が行われるようにすること。

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 これらのことを考えると、「活用型の学習」の姿が見えてくる。(つづく)

2008年5月26日 (月)

プロジェクト学習 その5

 書店の教育書コーナーに行くと、今や「活用型学力」「活用型学習」といった言葉がついた本のオンパレードである。(教育界は、すぐに新しいキーワードにとびついてしまうところが欠点だ。)

 しかし、そもそも、なぜ「活用」という言葉が出てきたのだろう。端的に言えば、教科での学習が、必ずしも総合のような学習に生きて働かなかったからである。つまり「習得型の学習」と「探求型の学習」が分離していたのである。
 したがって、「活用型の学習」とは、「習得型の学習」から「探求型の学習」へと橋渡し的な学習をする役割を担っている。そう考えると、探求型の学習そのものが分かっていないと橋渡しにはならない。
 だから「活用型の学習」だけを論じるのは、目的地を示さないまま途中の道を語るようなものだろう。

 では、「活用型の学習」とは具体的にはどのようなものだろう。(つづく)

2008年5月24日 (土)

プロジェクト学習 その4

 プロジェクト学習そのものは決して新しいものではない。むしろ総合的な学習のような「探求型の学習」に力を入れた教師にはプロジェクト学習を採用してきたものも多いはずである。
 最近の傾向として、このような問題解決型の学習・協同的な学習が増えてきている。そのことそのものは良いとは思う。

 しかし、私は「教師主導型の学習」から「児童・生徒主導型の学習」へ「転換」しよう、と主張しているのではない。

 ここで問題にしたいことは、従来から教科の学習の中で重視されてきた系統的なプログラム学習が疎かになってはいないか、ということである。いわゆる「習得型の学習」である。
 当然のことではあるが、教科で獲得する基礎的な知識や技能が不足していれば、「探求型の学習」は成立しない。

 基礎的・基本的な知識や技能を確実に習得させる授業は、できているのだろうか。

 教育界の傾向として、どちらかに一方に極端に流れるところがある。一時期、総合的な学習がぐんと注目されたことがあれば、100マス計算のようなドリル学習が大流行したこともある。流れに遅れまいという教師の気持ちは分かるが、弊害の方が多いではないか。

 プロジェクト学習のような「探求型の学習」も、プログラム学習のような「習得型の学習」もどちらも重要である。両者がバランスよく組み合わされて学力は高まる。
 では、「活用型の学習」とは何なのだろう。(つづく)
 

2008年5月23日 (金)

プロジェクト学習 その3

国際教員交流 TIE(タイ)の理事局長きよみハッチングス氏は、グローバルプロジェクト学習についてのサイトを作成している。
 グローバルプロジェクト学習に限らず、プロジェクト学習全般でも大いに役立つ内容だと考える。

 私の授業の根幹は、きよみハッチングス氏から学んだといっても過言ではない。1999年までは、私は教師がいかに上手に教えるか、ということだけに興味があった。しかし1999年以降は、それに加えて、子どもたちにいかに学ばせるか、ということにも興味をもつようになった。
 教師がファシリテータ(支援者)になることは、学習を子どもにまかせることではない。むしろ綿密な授業設計と評価の手だてが必要になる。(つづく)

2008年5月21日 (水)

プロジェクト学習 その2

 プロジェクト学習には、以下の要因が含まれる。
(1)学習者主導型の学習である。
(2)チームを構成して行う学習である。
(3)全員が参加する学習である。
(4)体験的な学習である。
(5)知識・技能を構築していく学習である。

 特に、(5)は重要である。あらかじめ習得すべき知識や技能を教師が授けて、それを学習者が受動的に覚えるというものではない。(つづく)

プロジェクト学習 その1

 そろそろ今年度のブログのテーマを焦点化しようと思う。
 教科としては国語と図工。研究としてはプロジェクト型学習と活用力といったところだろう。
 まずは、プロジェクト型の協同学習についてメモを書いていくことにする。

 プロジェクト型学習は、プロジェクト学習やプロジェクト・メソッドなどとよばれている。 英語表記ではProject based learningであり、略してPBLと記載されることもある。
 もともとは、アメリカの教育学者W.H.キルパトリック(1871-1965)が提唱した教育方法であり、共同作業を通して学習者の興味・関心に応じた目標達成のプロセスを経験させる。学習者は、そのプロセスにおいて必要な知識やスキルを学ぶことになる。
 基本的には問題解決型の学習となるので、総合的な学習の時間のカリキュラム開発のモデルとなることが多い。(つづく)

2008年5月11日 (日)

NHK:理科3年ふしぎだいすき

 現在、ホウセンカとオクラを育てている。子葉が出たところで、「種の中には何が入っているのでしょうか?」と発問を行って、話し合わせた。
 「芽になるところ」「栄養」「はっぱになるところ」などの意見がぞくぞく出てくる。実際に切ってみて観察するのがもっとも効果的なのだろうが、直径2ミリほどの種を切るのは子どもたちには至難の業だろう。

 そこで、理科3年「ふしぎだいすき」を視聴。私は子どもたちが視聴する様子を観察することにした。どこで、子どもたちの興味・関心が高まるのかを調べるためである。

 子どもたちが、特に集中して見ていたのは、やはり「種の中身」であった。課題意識が高かったからであろう。それと、「種が育つ様子を時間を縮めた映像」のところである。種からどんどん芽が出てくる様子は、子どもにとっては新鮮であった。現実では絶対に見られないからだ。
 当然のことではあるが、番組視聴のためには「課題意識」を持たせることを実感した。また、「実際の観察では見られない映像」が子どもたちの興味・関心を高めることも感じた。
 実体験と映像は、相互補完的に学習効果を高める。Rika3nen

2008年5月 8日 (木)

学校放送番組とデジタルコンテンツ

 5月8日、熊本県熊本市情報教育研究会の役員会が行われた。事務局長として以下の研究テーマを提案させていただいた。今年度一年間は学校放送番組とデジタルコンテンツの活用に研究を焦点化していく。
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研究テーマ
【学校放送番組とデジタルコンテンツを授業でどのように活用するか】

テーマ設定の趣旨
 現在、教育の情報化政策によって、様々な組織によってデジタル教材が開発されている。その中でもNHKは、豊富な学校放送のための映像を活用した優れた取組を行っている。またNHKでは、2011年以降の学校放送番組とデジタルコンテンツのあり方に関する調査研究プロジェクト会議を開催しており、将来の教育サービスのあり方についても研究している。
 このような中、熊本では放送教育研究九州ブロック大会が開催されることになった。そこで、熊本県熊本市情報教育研究会としても、このような機会を積極的に生かすことによって、教育実践の幅を広げると同時に、学校放送番組とデジタルコンテンツの授業での活用に焦点化して研究を進めていきたい。このような取組は、将来的にも役立つものと考えられる。
 具体的には、月一回の例会では、学校放送番組とデジタルコンテンツの授業での活用事例を共有する。また、10月31日に行われる放送教育研究九州ブロック大会にも積極的に参加・協力して研究を深めたい。

活動計画(内容は別途提案。例会は熊本市教育センターで開催予定。)
 5月8日(木) 役員会
 6月18日(水) 例会1
 7月9日(水) 例会2
 8月15日(金)16日(土)  夏季研修会
 9月17日(水) 例会3
10月15日(水) 例会4
10月31日(金) 放送教育研究九州ブロック大会
11月19日(水) 例会5
12月10日(水) 例会6
 1月21日(水) 例会7
 2月18日(水) 例会8
3月11日(水) 例会9

2008年5月 7日 (水)

白地図をつくる

 3年生では学校のまわりを探検する。インターネットで提供されている地図を利用すると白地図を作成できる。
 白地図で不要なものは色と場所である。地図をそのままスクリーンキャプチャーする。マックの場合は、シフトキー+コマンドキー+3キーで簡単にできる。
 それをPhotoshopなどの画像ソフトで読み込んでグレースケールにする。コントラストを調整して道の線がくっきりとでるようにする。
 不要な場所の名称を消しゴムツールで消す。それに児童名を記入する欄をもうけると完成。

 ちなみにインターネット上の航空写真も見せた。自分たちが住んでいる町を真上から見るということは、子どもにとって新鮮であったようだ。Gakkkounomawari

2008年5月 1日 (木)

第2回マッキントッシュ教育活用集中講座

第2回マッキントッシュ教育活用集中講座のお知らせです。

主催:熊本大学教育学部情報教育研究会
日時:5月10日(土)午前9時〜午前11時30分
場所:熊本大学教育学部附属小学校

テーマ「動画をどう編集し、授業でどう活用するか」
   〜iMovieHD, iMovie08, iDVD, Final Cut Express 4、Qucitime Player Pro〜

 第2回となる今回は、マッキントッシュが得意とする「動画の編集と活用」です。アップルコンピュータから専門の方をお招きします。資料としてのソフトやマニュアルなども準備しております。
 会の後半は、「動画のファイル形式と変換」「動画の活用事例」「iPodとの連携」なども話題にしていきます。もちろんマックユーザーではなくても、コンピュータの教育活用に興味がある方は誰でも参加できます。ふるってご参加下さい。ご自分のパソコンを持参されると、その場で操作を確かめられると思います。
参加申し込みは下記まで。

 熊本大学教育学部情報教育研究会

 山口修一

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