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2008年8月 4日 (月)

全国図画工作・美術教育研究大会 in 大阪

 今日は大阪。昨日までは東京で国語のワークショップをひらいていたのに、今日は、大阪で図工のコメントをするという変な役回りだ。

 国語科の学習指導要領の解説と図画工作科のそれとを読み比べてみると面白い。それぞれの教科が、表現や鑑賞(情報の受け取り)の対象としているものの違いが分かる。

 国語科は以下である。
 古事記,日本書紀,風土記などに描かれたものや,地域に伝わる伝説
 実際の本の紹介文,本の帯,広告カード(ポップ)などの実物
 本や文章,パンフレットやリーフレット,
 雑誌や新聞,音声や映像,
 インタビューやアンケートなど
 図表や絵,写真などの資料
 インターネットなど様々なメディア
 実物や映像
 コンピュータのプレゼンテーションソフト

 一方、図画工作科は以下である。
 楽しい入れものや家族や知人へのプレゼント
 印刷物や絵ハガキ
 食器や家具,
 ポスターやネオンサイン,造園,建物,工芸品や衣服,様々な用具などの身近にある造形品
 写真やアニメーションなどの児童が興味や関心をもてる映像メディアなど

 もっとも図画工作科の場合、材料や道具は細かく記してあるものの、表現する対象については、あまり限定されていない。そこは自由度が高いとも言える。

 しかし、以下のようなことは図画工作でも扱えるのではないか。

 パンフレットやリーフレット,
 雑誌や新聞,音声や映像,
 図表や絵,写真などの資料
 インターネットなど様々なメディア
 実物や映像
 コンピュータのプレゼンテーションソフト

 少なくとも、これらのことは、伝えるため文字情報だけではなく、美しくレイアウトする工夫や、映像などの非言語情報を活用する工夫も必要だろう。

 なんだか、国語科は、文字情報を超えて、ぐっと「拡張」してきているのに対して、図画工作科はぐっと「遠慮」しているように思える。実生活で使われているメディアをもっと取り入れるべきではないのか。
 図画工作科は、このままでいいのだろうか。教科としての「戦略」が私には見えない。図画工作の存在価値が、どんどん薄くなっていくように思える。

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