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2008年8月17日 (日)

悪いワークショップ・良いワークショップ 3

 ワークショップの参加者によっても、その効果は異なる。だから、一概に「ワークショップの善し悪し」を決めることはできないだろう。
 だが、あえてタイトルを「悪いワークショップ・良いワークショップ」としたのは、あまりにも安易なワークショップが多い気がしていたからである。グループで話し合って発表して終わりといったものだ。
 また、自分自身がワークショップを主催する側になることが多くなってきたので、一度整理する必要があると判断したからでもある。

 ワークショップの意味は「グループによる参加体験型講座」ということになるだろう。このような講座の中では、主催者側が考えておかなければならないいくつかのポイントがある。
 まず、一つ目は、「その体験で何を引き出すか」ということである。前述した「映像制作」ということであれば、「音楽の効果」「映像の順番」「文字と映像の差異」「TVコマーシャルの効果的な表現」といったことになるだろう。
 二つ目は、「参加者間でどのような相互作用が期待できるか」ということだ。たとえば、「映像編集の知識・技能」ということもあるだろう。また、感じ方の違いを話し合うことによって、「映像から受けるイメージの違い」も共有できる。
 三つ目は、「学びの振り返りをどう行うか」ということだ。グループでのアイデアを発表させるだけでは不十分である。「体験によって何に気づいたのか」ということをディスカッションすることによって、自らの気づきが明確になっていく。そのためには全体での振り返りの場面が必要不可欠になる。

 このようなことを考えることは、授業を考えることとかなり共通している。上述した三つは「言葉」というキーワードで重なり合う。共通の課題を解決するためには言葉による相互作用が不可欠であり、体験をふりかえるためには言葉にして話し合わなくてはならないからである。
 新学習指導要領が「言葉の力」に重点を置いたのは頷けることだ。

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