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2008年8月16日 (土)

悪いワークショップ・良いワークショップ 1

 最近は、様々なワークショップが開催されるようになった。セミナーに参加者する人たちが受け身ではなく、積極的に参加できるようになるので多くなったのだろう。しかし、ワークショップには、悪いものと良いものがあるように思える。

 悪いワークショップに共通することは、活動の前と後とで参加者には何も「気づき」が生じないということだ。参加者は課題に沿って話し合い、最後に発表をするだけだ。一見、積極的に話し合っているが、単なる情報交換にすぎない場合がある。課題は何も解決していない。
 たとえば、数年前「学習指導案をつくろう」というワークショップに参加したことがある。参加者は自分たちが事前に作成しておいた指導案を持ち寄り一つの指導案を模造紙に書く。しかし、特にそれを共有する場もなければ、必然性もない。「書いて終わり」なのである。模造紙は目的もなく掲示されていた。

 良いワークショップは、活動をすることによって、参加者の気づきを促していく。あるいは、参加者がもっている知識や技能を共有できるようになる。そのためには課題の設定が極めて重要だ。課題は易しすぎても難しすぎてもいけない。参加するメンバーが、それぞれの知識や技能を共有できるものが望ましい。また、「どうして、そのように考えたのか?」「活動してみて、どのようなことに気づいたのか?」といったことをディスカッションする時間が重要だ。参加者の気づきを共有する場の設定がワークショップの意義を浅いものにも深いものにもする。
 熊本県市情報教育研究会では、南小国中学校に集合して阿蘇の黒川のよさを伝えるようなスライドショーを制作するというワークショップを行った。しかも、同じ場所・同じ時間、同じ人物が撮影した写真でも、伝え方によって全く異なった印象を与える二つの作品をつくるという条件つきである。最後は、黒川温泉組合のトップの方にその作品を審査してもらうという極めてリアルな目標もあった。このワークショップは、自分にとって「気づき」が多いものになった。(つづく)

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