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2008年8月19日 (火)

「分析批評」による名画鑑賞の授業

 今から18年も前に「『分析批評』による名画鑑賞の授業」という本を出版しました。
 パソコンもプロジェクタも教室に普及していない時代に、スライドやOHP、カラーコピーなどを駆使して「鑑賞の授業」を実践してきたものです。
 内容としては、教師が解説をするのではなく、子どもたちに視点を与えて絵を読み取らせていこうとするものです。たとえば、「絵を見た感想を言いましょう。」という発問から出発して、「絵の中にどんなものが見えますか?」「どんな音が聞こえてきそうですか?」「季節はいつですか?」という問いかけによって、絵を見る視点をもたせていきます。
 しかし、当時の図工美術教育界では、ほとんど鑑賞は注目されていませんでした。ですから、初版本も売り切ることはできませんでした。

 ところが、ここ数年は鑑賞の授業は注目を浴びるようになってきました。今から5年前、NHKが私の「雪舟と水墨画」の授業を取材にきたこともあります。美術とは、制作と鑑賞が一体となって生まれるものです。制作だけに偏った授業から、進歩していったのかもしれません。

 この「『分析批評』による名画鑑賞の授業」は、絵を言葉にしてそれぞれの読み方の違いを交流するという意味で、おそらく当時としてはめずらしい実践だったのだと思います。ここ数年になって、この本がほしいという意見を聞くようになりました。すでに絶版となっております。私自身も、たったの一冊しか持っておりません。

 そのようなご意見を活かすために、明治図書では「復刊投票」というものを行っております。先日、ランキングを見たら、「『分析批評』による名画鑑賞の授業」が第5位になっておりました。驚きました。
http://www.meijitosho.co.jp/shoseki/shosai.html?bango=4%2D18%2D709608%2D6

 あと15票が入ると、18年ぶりに復刊ということになります。当時1450円だった本が復刊では2520円にもなってしまいます。また、授業実践としては、かなり問題のあるものもあります。著者名も旧姓のままです。
 それでも、興味のある方がいらっしゃいましたら、投票いただけると幸いです。
 映像と言語を往復することの面白さがご理解いただけると思います。Bunsekihihyoniyorumeigakans

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