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2008年9月17日 (水)

ICT活用は授業研究である〜プレゼンテーションの指導〜

【一度パワーポイントからはなれて考えてみる】
プレゼンテーションとは「説明」ではない。情報の発信者と受信者の間に意味を生じさせて、受信者を納得させることである。そう考えると、プレゼンテーションとはコミュニケーションの一つの方法なのである。
 ところが、一般的には「プレゼンテーション=パワーポイント」という意識が強い。発信者が伝えたいことを単純に文字情報にしたスライドでは、受信者は受け身になってしまうことが多い。一度パワーポイントから離れてプレゼンテーションを考えてみることを提案したい。

【写真によるコミュニケーション】
 ここに子どもたちが撮影してきた一枚の写真がある。
 もし、次のように問われたらどう考えるだろう。

 子どもたちは、この公衆トイレの写真で何を伝えようとしているのだろう。

 情報の受信者は、子どもたちのメッセージを読み取らなくてはならない。能動的に写真からの情報を解釈しようと試みることになる。

実は、この写真は、子どもたちがユニバーサルデザインについての学習をしていて撮影されたものである。「入り口が小さいと不便だ。」と感じ、伝えようという意志が働き、撮影という行動にうつしたのだ。つまり、公衆トイレは、子どもたちによって「課題をもった場所」として意味づけられたわけである。
 しかし、受信者は「公衆トイレの写真」だけを見せられても、発信者からのメッセージを引き出すのは難しい。なぜならば、写真は極めて具体的なものを記録することができるが、意味は曖昧であるからだ。
 そこで、発信者は写真を見せると同時に、自らの〈意味づけ〉を語る必要が出てくる。たとえば、「これは、公園のすみにある公衆トイレです。でも、入り口がこんなに小さくては、入れない人がいるのではないでしょうか。」といった具合である。
 このような〈写真の意味づけ〉を言葉にするという活動が、情報の受信者と発信者の間にコミュニケーションを生じさせることになるのである。

【プレゼンテーションをどう指導するか】
 基本的には以下のことがポイントとなる。

○ プレゼンテーションの目的を明確にする
○ 文字ではなく写真の意味を語る構成にする
○ 言葉で相手にうったえかけるようにする

 プレゼンテーションそのものが目的となってしまってはならない。何かの目的があって、その方法としてプレゼンテーションが位置づけられなくてはならない。相手を説得するという目的が明確になっていると、意欲も高まり相互評価も行いやすい。
 また、プレゼンテーションで提示する文字情報は極力少ないものにして可能な限り写真の意味を語るような構成にする。こうすることによって、提示資料を作成する時間を短縮することもできる。
 さらに、相手にうったえかけるようにするためには、言葉が極めて重要な役割を果たすことになる。どのような問いかけが必要なのかといったことを吟味させていく。そして、原稿を見ないで相手に語りかけるというアイコンタクトの重要性も認識されるようになる。

Koushutoire

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