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2009年4月21日 (火)

活用型学力とは何か1

【今年度の研究通信から】
 昨年度の反省を生かす意味で、今年度は研究通信を不定期に発行することにしました。はりきりすぎると続かないので、ぼちぼちいきます。全然出ないときもあります。 (^o^)「おひまなときに読んで下さい。」と言いたいところですが、「おひま」は無いでしょうから、おひまがなくても読んで下さい。(^_^;)
 まずは、話題になっている活用型学力の意味について考えます。
 新学習指導要領の「第1章総則」に次の文章があります。
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 学校の教育活動を進めるに当たっては,各学校において,児童に生きる力をはぐくむことを目指し,創意工夫を生かした特色ある教育活動を展開する中で,基礎的・基本的な知識及び技能を確実に習得させ,これらを活用して課題を解決するために必要な思考力,判断力,表現力その他の能力をはぐくむとともに,主体的に学習に取り組む態度を養い,個性を生かす教育の充実に努めなければならない。その際,児童の発達の段階を考慮して,児童の言語活動を充実するとともに,家庭との連携を図りながら,児童の学習習慣が確立するよう配慮しなければならない。(平成20年2月 小学校学習指導要領p1総則)
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 「習得」「活用」「言語活動」という言葉が新学習指導要領のキーワードになっているのは、このためです。では、なぜ、これらのことが重視されるようになってきたのか、中央教育審議会最終答申を引用してみます。
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3.で示した子どもたちの学力に関する各種の調査の結果は、いずれも知識・技能の活用など思考力・判断力・表現力等に課題があることを示している。今回の改訂においては、各学校で子どもたちの思考力・判断力・表現力等を確実にはぐくむために、まず、各教科の指導の中で、基礎的・基本的な知識・技能の習得とともに、観察・実験やレポートの作成、論述といったそれぞれの教科の知識・技能を活用する学習活動を充実させることを重視する必要がある。各教科におけるこのような取組があってこそ総合的な学習の時間における教科等を横断した課題解決的な学習や探究的な活動も充実するし、各教科の知識・技能の確実な定着にも結び付く。このように、各教科での習得や活用と総合的な学習の時間を中心とした探究は、決して一つの方向で進むだけではなく、例えば、知識・技能の活用や探究がその習得を促進するなど、相互に関連し合って力を伸ばしていくものである。 (平成20年1月17日 中央教育審議会最終答申p24)
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 この答申を読んでみると、「活用型の学習」は教科の指導の中で行うことが述べられています。また、「習得」と「活用」と「探究」という三つの学習が、ばらばらに成立するものではなく、相互に関連していることが分かります。つまり、活用型の学習活動を充実させることによって、探究的な学習活動も充実するし、知識・技能の習得に結びつくというわけです。そう考えると、「活用型の学習」は、単に「習得された知識や技能」を使えばよいというわけではなく、総合的な学習のような「探究型の学習」の充実を目指したものでなくてはならないことが分かります。
 では、「3.で示した子どもたちの学力に関する各種の調査の結果」とは何なのでしょう。(つづく)

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