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2009年5月21日 (木)

活用型学力とは何か15

【キーコンピテンシーと「総合的な学習で育てたい力」】
 運動会の練習真っ最中。研究どころではないという雰囲気なのに・・・申し訳ないです。中央教育審議会答申の中で「総合的な学習で育てたい力」の解説として以下のことが挙げられています。

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 「学習方法に関すること」、「自分自身に関すること」、「他者や社会とのかかわりに関すること」のそれぞれの視点から、考えられる育てたい力の例としては、次のようなものが考えられる。
・学習方法に関すること:情報を収集し分析する力、分かりすくまとめ表現する力など
・自分自身に関すること:自らの行為について意思決定する力、自らの生活の在り方を考える力など
・ 他者や社会とのかかわりに関すること:他者と協同して課題を解決する力、課題の解決に向けて社会活動に参加する態度など
(中央教育審議会最終答申2008より)
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 この三つはキーコンピテンシーの三つの力とほぼ一致します。どちらが先なのかは私も知りませんが・・・。そんなことを考えていたら、「総合的な学習・解説編」には次のように書いてあります。

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 中央教育審議会の答申では,育てようとする資質や能力及び態度の視点として,「学習方法に関すること」(例えば,情報を収集し分析する力,分かりやすくまとめ表現する力など),「自分自身に関すること」(例えば,自らの行為について意思決定する力,自らの生活の在り方を考える力など),「他者や社会とのかかわりに関すること」(例えば,他者と協同して課題を解決する力,課題の解決に向けて社会活動に参加する態度など)といった三つを例示している。
 これらの育てようとする資質や能力及び態度について,例えば,地域の川を対象とした環境問題について探究的に学習する場合には,次のように考えられる。まず,学習方法に関することとしては,「生息している生物を採取し,他の川と比較するなどして分析する」「分かったことなどをグラフや地図に表す」などが考えられる。そして,自分自身に関することとしては,「日常生活において,川にはゴミを捨てない,生活排水を少なくするなど,自らの生活を見直し身の回りの環境問題に関して意思決定し行動しようとする」など,他者や社会とのかかわりに関することとしては,「他の児童と協力して調査したり,地域の人々から話を聞いたりして探究する」「地域の人々と協力して川を守る活動に参画しようとする」などが考えられる。このように各単元においては,育てようとする資質や能力及び態度を,児童が取り組む学習活動との関連において具体的に示すことが必要である。
 これらの視点は,これまで全国で取り組まれてきた実践事例を整理する中で見出されてきたものである。また,この三つの視点は「知識基盤社会」の時代を担う子どもたちに必要とされている国際標準の学力であるOECDの主要能力(キー・コンピテンシー)に符合している。「社会・文化的,技術的ツールを相互作用的に活用する力」はおよそ「学習方法に関すること」と,「多様な社会グループにおける人間関係形成能力」はおよそ「他者や社会とのかかわりに関すること」と,「自立的に行動する能力」はおよそ「自分自身に関すること」とそれぞれかかわりがある。
           (「学習指導要領解説 総合的な学習の時間編」より)
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 つまり、総合的な学習のような「探究型の学習」で育てるべき力は、キー・コンピテンシーとほぼ一致すると考えてよいでしょう。そう考えると、「活用型の学習」の方向性も見えてくると思うのです。

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