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2009年5月29日 (金)

活用型学力とは何か17

【探究的な学習のポイント】

 運動会の直前で大変なときですが、お読みいただいて恐縮しております。この通信を読んでくださって「学習指導要領解説・総合的な学習の時間編」を買って読んで下さった先生がいらっしゃって感激しました。大変ありがとうございます。
 前回でも書きましたが、活用型の学習を考えるためには、探究型の学習が分かっていなければならないと思うのです。今回の「総合的な学習の時間編の解説」は反省点もふまえて書かれているので大変役立ちます。その「解説編」には「学習過程を探究的にすること」として以下のように書かれています。

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1 学習過程を探究的にすること
 探究的な学習とするためには,学習過程が以下のようになることが重要である。
 ① 【課題の設定】体験的な活動などを通して,課題を設定し課題意識をもつ
 ② 【情報の収集】必要な情報を取り出したり収集したりする
 ③ 【整理・分析】収集した情報を,整理したり分析したりして思考する
 ④ 【まとめ・表現】気付きや発見,自分の考えなどをまとめ,判断し,表現する
 なお,ここでいう情報とは,判断や意思決定,行動を左右するすべての事柄を指し,広くとらえている。言語や数字など記号化されたものによって情報を得ることもできるし,具体物とのかかわりや体験活動など,事象と直接かかわることによって情報を得ることもできる。
 (学習指導要領解説・総合的な学習の時間編 p86)
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 ここで言う「情報」は大きな意味をもちます。新聞・テレビ等の狭い意味での「情報」とは異なります。
 さらに、「他者と協同して取り組む学習活動にすること」という部分に以下のように書かれています。
 どうやら「学習過程」と「協同的な学習活動」が大きなポイントになりそうです。

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2 他者と協同して取り組む学習活動にすること
 総合的な学習の時間においては,特に,他者と協同して課題を解決しようとする学習活動を重視すべきである。それは,多様な考え方をもつ他者と適切にかかわり合ったり,社会に参画したり貢献したりする資質や能力及び態度の育成につながるからである。また,協同的に学ぶことにより,探究的な学習として,児童の学習の質を高めることにつながるからである。
 協同的に学ぶことの価値の一つ目は,多様な情報の収集につながることである。同じ課題を追究する学習活動を行っていても,収集する情報は協同的な学習の方が多様であり,その量も多い。情報の多様さと多さは,その後の整理や分析を質的に高めるために欠くことのできない重要な要件である。二つ目は,異なる視点から検討ができることである。整理したり分析したりする際には,異なる視点や異なる考え方があることの方が,深まりが出てくる。一面的な考え方や同じ思考の傾向の中では,情報の整理や分析も画一的になりやすい。三つ目は,地域の人と交流したり友達と一緒に学習したりすることが,相手意識を生み出したり,学習活動のパートナーとしての仲間意識を生み出したりすることである。共に学ぶことが個人の学習の質を高め,同時に集団の学習の質も高めていく。            (同掲書 p91)
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