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2009年5月 2日 (土)

活用型学力とは何か7

【「道具」を相互作用的に使用できる能力:Use tools Interactively】

 研究通信の1号から、ずっと「新学習指導要領の理念」に関する内容を取り上げています。学校現場は、多忙を極めていますので、どうしても「理念を具体化するための方法論」に関心がいきがちです。しかし、目標とする「理念」が正確に共有化されないままに「方法論」だけを学んでも、「なぜ、その方法が妥当だといえるのか。」という部分が理解されないままに進んでいきます。
 研究校にありがちなこととして、研究期間は、職員の間で「理念の共有」がなされているので「方法」の妥当性も理解されているのですが、研究期間が終了して職員が入れ替わっていくと、「理念」が薄れていき「方法」だけが残るいったことがあります。「○○タイム」のような「その学校独自の方法」が形骸化・劣化していくのは、そのためだと思います。逆に言えば、目標とする「理念」がしっかりと共有されていれば、「方法」は様々にあっていいのだと思っています。

 さて、話がカタクなってしまいましたが、キーコンピテンシーの三つのカテゴリーの一つ「「道具」を相互作用的に使用できる能力(Use tools Interactively)」について考えます。先に引用した「THE DEFINITION AND SELECTION OF KEY COMPETENCIES Executive Summary」を訳してある本を見つけましたので、引用してみます。

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カテゴリー1 相互作用的に道具を用いる

 グローバルな経済や情報社会の社会的専門的な需要として求められているのは、コンピュータのような物理的な道具(tool)と同様に、言語、情報、知識といった相互作用のための社会文化的な道具の熟達である。
 相互作用的な道具の活用において求められているのは、(たとえば、文章を読む、ソフトウェアを使用するなどのように)それを使いこなすために必要な技術的なスキルとその道具を自由に使うこと以上のものである。人々には、知識や技術を創造し、応用することが期待されている。求められているのは、道具それ自体に親しむこととともに、人が世界と相互作用する方法を道具がどのように変化させるか、またいっそう大きな目標を達成するためにどのようにいつも使うことができるかを理解することである。この意味で、道具は、単なる受動的なメディア装置ではなく、その人の周りの環境とその人が積極的な対話を行う装置なのである。
「キー・コンピテンシーの定義と選択【概要】」(ドミニク・S・ライチェン ローラ・H・サルガニク編著 立田慶裕監訳「キー・コンピテンシー」(明石書店)より)
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 「道具」とは、物理的な道具だけではなく、言語・情報・知識といった社会文化的な道具を示しており、それらは「自由に使うこと以上のもの」が求められているわけです。しかも、それらは「周りの環境と積極的な対話を行うもので」ある必要があるのです。(すみませんけど・・・・つづく・・・・。)

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