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2009年6月 4日 (木)

活用型学力とは何か19

【プロジェクト型の協同学習 その1】

 皆様、お元気でしょうか。運動会が終わってほっとしていたら、今月末には私の研究授業がひかえておりました。自分で提案して自分で研究授業をするのは何だか気が引けますが、がんばります。(^_^;)
 今度の研究授業では、プロジェクト型の協同学習で行おうと考えています。そこで、プロジェクト型の協同学習について、その方法論と理論について述べていきたいと思います。

 PISA型読解力で1位をとったフィンランドの授業をNHKの特集で見ることがありましたが、そこではプロジェクト型の協同学習が行われていました。西オーストラリアで視察したメディア科の授業も基本的にはプロジェクト型の協同学習でした。
 PISA型読解力を高める方法として、あるいは活用型・探究型の学力を高める方法としてプロジェクト型の協同学習は極めて有効だと思っています。
 
 プロジェクト学習とは、ある目的を達成するために協同で取り組んでいく課題解決型の学習です。子どもたちは、自らの目標を達成するために、様々なアイデアを話し合いながら、学習をすすめていくことになります。

 たとえば、「うちの人に子どもたちの生活の様子を知らせるような報告書をつくろう」という課題を設定します。その課題を解決するために、子どもたちはアイデアを考えて話し合い、アンケートをとって集計したり、自分たちで報告文を書いたりしながら学習をすすめていきます。子どもたちは、課題解決のプロセスの中で意味のある言語活動を行いながら、国語力を高めていくことになるわけです。

 プロジェクト型の協同学習は、プロジェクト学習やプロジェクト・メソッドなどとよばれています。 英語表記ではProject based learningであり、略してPBLと記載されることもあります。
 もともとは、アメリカの教育学者W.H.キルパトリック(1871-1965)が提唱した教育方法であり、共同作業を通して学習者の興味・関心に応じた目標達成のプロセスを経験させるものです。学習者は、そのプロセスにおいて必要な知識やスキルを学ぶことになります。
基本的には問題解決型の学習にもなるので、総合的な学習の時間のカリキュラム開発のモデルとなることが多いのです。
 プロジェクト学習には、以下の要因が含まれます。

(1)学習者主導型の学習である。
(2)チームを構成して行う学習である。
(3)全員が参加する学習である。

(4)体験的な学習である。

(5)知識・技能を構築していく学習である。

 特に、(5)は重要です。あらかじめ習得すべき知識や技能を教師が授けて、それを学習者が受動的に覚えるというものではありません。
(参考文献:「現代教育方法事典」(図書文化)、「教育工学事典」(実教出版))

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