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2010年1月

2010年1月30日 (土)

D-project授業で役立つプレゼン講座

【フォーカス&ディープ】

 1月23日に熊本大学で「D-project授業で役立つプレゼン講座」が開催された。定員40名に対して、ぴったり40名の参加者。しかも、参加者全員のモチベーションが非常に高い。講師はD-project会長の中川一史先生(放送大学教授)。この場にいるだけで刺激を大いに受けた。

Dpro100123a

 クライマックスは、10グループによる3分間のプレゼンテーション。テーマは「授業で役立つ方法・道具」である。 審査は中川一史先生と熊本大学教育学部情報教育研究会会長の塚本光夫先生(熊本大学教授)にお願いした。

 3分間では短すぎるのではないかと心配したが、なかなかどうして短い時間でも説得力のあるプレゼンは可能なのだと感心してしまった。
Dpro100123b

 よいプレゼンのグループに共通することは、「フォーカス&ディープ」(焦点化と深化)の戦略を立てているということだ。
 つまり、伝えるべき内容を一つに絞り込み、その良さを徹底的に調べて伝えている。だから、内容が豊富なのだ。

 研究発表会などで、発表者の研究が聴衆に伝わらないのは、「フォーカス&ディープ」の視点が足りないからだろう。やったことを全て伝えたいと考えるので、それぞれがよく分からず深まりにも欠ける。また、勉強した知識をそのまま咀嚼せずに言葉として使うので、聴衆には実感として伝わってこない。

 これはプレゼンを子ども達に指導する場合も同様である。子どもたちがそれほど調べてもいないことは伝えられない。プレゼンの「見栄え」だけを指導しても意味がない。

 ありがたいことに、西尾環先生が講座の記録を文章にしてくれた。(dpro1001123.pdfがダウンロード可能。)

「d-pro100123.pdf」をダウンロード
* *******************************
学校におけるプレゼン指導に関しては以下の本が役立つ。
熊本大学教育学部情報教育研究会著「イラストでつかむ『学習プレゼン能力』を育てるノウハウ」(明治図書)

2010年1月28日 (木)

仕事術2010 14

【指導計画を俯瞰する】

 前回のブログで示したように、スケジュールの上半分は学習指導の計画を記入している。単純に各教科ごとに週ごとの単元を大まかにならべただけのものだ。各単元の指導時数を調べなくてはならないので、作成には半日ほどかかってしまうが、一度作成しておくと極めて便利だ。
 各学校で作成している各教科の指導計画を一つにまとめたものだと考えておくとよい。全体が俯瞰できるので、研究の予定が立てやすい。
 私の場合は、「情報活用能力の育成」や「授業でのICT・映像の活用」を主たる研究領域としているので、それに関連する単元を洗い出しておく。たとえば、社会科の「平野を生かしたくらし」ではインターネットによる調べ学習を計画したり、その一方国語科の「言葉遊びの世界」ではプレゼンソフトの指導計画を立てたりできる。総合的な学習で使用する予定の「熊本弁」もネットで調べられる。
 このように、教科全体の指導計画を俯瞰しておくと、見通しが立つのである。もっとも、これは修正しながら行っていく。国語科の「つぶやきを言葉に」は、冬休み中に「写真と詩を組み合わせる」ということを思いついた。

 スケジュールというのは「全体の俯瞰」が極めて重要だ。基本的には三つの観点が必要だろう。

1、年間指導計画(年度当初に全体の計画を1枚にしておく。単元の配列が分かればよい。運動会や学習発表会、授業参観、研究授業などの位置を確認して、それに向けての見通しを立てる。)

2、学期毎の指導計画(春休み、夏休み、冬休み中に作成する。これも一枚にまとめる。ここでは、単元の指導時数を調べて配列する。)

3、週毎の指導計画(来週の予定を詳細に計画する。これは誰もがやっていることだ。)

 全体の俯瞰ができていないと、その日その日の指導に追われることになる。気がつくと、これといった記録に残すような実践がないままに終わってしまう。明日の準備に追われていると、振り返りができないのである。教師の授業実践には振り返りがどうしても必要になる。(つづく)

2010年1月27日 (水)

仕事術2010 13

【スケジュールを俯瞰する】

 2年ほど前まで、自分では計画を立てているつもりだったが、原稿などの締め切りに間に合わなかったことが極めて多かった。特に「締め切りは特に指定しませんので、おひまな時でけっこうです」と言われた仕事はほとんどできなかった。というより、やれなかった。恥ずかしながら、関係者の方々に多大な迷惑をかけていた。なぜ、このようなことになるのだろう。

 その原因は、私が締め切り日だけを手帳に書いていたからだ。つまり、

 いつ取りかかるのか。どの程度の日数が必要なのか。

ということを書いていなかったのである。
 だから、締め切り直前になって、別の用件が入ってきてあわてることになる。また、見積もりが甘くて、3日間で終わるはずの原稿が1週間もかかってしまうこともある。
 そこで、現在は、3ヶ月程度でスケジュールを俯瞰することにしている。エクセルで表にする。

Keikaku_5

 上半分は、学習指導の計画。下半分は原稿やセミナー等の計画だ。
 下半分は、原稿などの作業名を書いて、横軸に「取りかかる日」と「締め切り日」を必ず書くようにした。たとえば、「ICT活用原稿」は8日から始めて12日に締め切り。「学習コンピュータ原稿」は13日から始めて18日に締め切り、といった具合である。
 こうすると、縦軸に見ると、今日何をやるべきなのかが明確になる。たとえば、9日10日11日は連休ではあるが、いくつかの作業が重なっており、かなりがんばって書斎で仕事をしないとならないことが分かる。だから、この3日間には別件の予定を入れてはならない。逆に24日は比較的時間に余裕があるので、別の用事を入れられる。
 時々修正しながらプリントアウトしておき、その日の一番に「何をするべきか」をチェックする。このようにやるべき作業を俯瞰しておくと、安心して仕事を進められる。
 他にも、通知表などの作業も入れている。これには成績処理も含めると2週間はかかるので、「取りかかる日」を3月4日(木)、締め切り日を3月17日(水)と決めている。そうすると、3月6日7日と13日14日の土日は、原稿などの別の仕事ができないことが分かる。
 (もっとも、学校の教員の場合は、3月は年度末なので、4月以降の上半分の計画が立てられないのが難点ではあるが、さほど大きな影響はないだろう。)

 このように、「締め切り日」だけではなく、「取りかかる日」と「それに費やす日数」を書いておくと、スケジュール管理が行いやすい。横軸で見通し、縦軸でチェックするわけだ。(つづく)

2010年1月26日 (火)

仕事術2010 12

【継続のシステムをつくる】

 朝型人間になったのはよいが、目をすっきり覚まして「仕事モード」になるまでに、1時間ほどかかっていた。起きてしばらくは、頭がぼーっとしているのである。しかたがないので、ネットサーフィンなどをやっていたが、時間がもったいない。
 そこで、思い切って「仕事」とは別のことをやることにした。しかも

 継続してやった方がいいのだが、時間がないのでやりにくいこと

をやることにした。それを時間割方式にする。つまり、時間で区切って継続させるのである。

1時間目:筋トレ(15分)
 まずは、朝起きてすぐに筋トレを行う。ダンベルを使った10分程度のものだが、スクワットや腹筋なども入っている。毎日やっていると、けっこう筋力が増してくる。もともとは教則ビデオテープのものだが、パソコンに取り込んで動画ファイルにしている。コンピュータの電源を入れると同時に立ち上げて、それを見ながら取り組むことになるから、全く苦にならない。
 10分程度でも身体を動かしてみると、はっきりと目が覚めて気持ちがよい。しかも、メタボ対策になって一石二鳥の効果がある。

2時間目:えんぴつ文字練習(15分)
 次に取り組むのが「えんぴつ文字練習」。私は文字を書くのが苦手である。特に楷書が書けない。自分の板書の文字を見ると、いつも悲しい気持ちになる。今もそうだ。だから、毎日少しずつ文字を書く練習をしている。以前は、ボールペン文字の「楷書編」をやっていたが、ペン字の楷書は小学校で使う楷書とは少し異なる。大人用の楷書なのである。
 そこで現在は、「えんぴつ文字練習帳上級編・小学56年向け」(角川学芸出版)という本を使っている。これはよくできている。コピーをとって音楽を聴きながら毎日4ページ書くだけだ。

3時間目:読書(30分)
 未読の本を3冊ほど取り出して、10分程度で読んでいく。集中して読むとけっこうな量が読める。しかも、脳に栄養が行きわたる気がしてくる。その後、一気に「仕事」に突入していく。

 もちろん「継続してやった方がいいこと」は人によって異なるだろう。「英会話」かもしれないし「資格試験の勉強」かもしれない。
 このような継続が要求されるようなことは、時間割方式でこなしていくと楽だ。(つづく)

2010年1月24日 (日)

仕事術2001 11

【仕事は朝に行う】

 現在は、午前2時50分に目覚まし時計をセットしている。だから、午前3時から仕事に取りかかることができる。そのかわりに、夜は午後10時前後に床につく。

 かくいう私も、新卒教師の頃は午前7時30分に起床して朝食をかきこみ、8時に自宅を出ていた。学校までの時間が自動車で5分程度だったので、それでも間に合ったのである。夜は午後2時に寝ていた。典型的な夜型人間だった。

 その後、学校が自宅から90分もかかるところになったので、午前6時に起床して6時30分に自宅を出るようになった。そうなると、夜の仕事の効率が極めて悪くなる。眠くなるのである。

 そこで、午前4時30分に起床するようにした。そして、そこで仕事をするようにした。そうすると、仕事の効率が極めて良くなることが分かった。まず、テレビや電話などのじゃまされることがない。家族も寝ているので極めて静かだ。朝6時までに仕事を終わらせなければならないという「締め切り効果」も生まれた。

 そして、現在は午前3時から仕事がスタートできるようになった。起床時刻を1時間30分ほど早めていったことになる。3時からだと6時までに3時間も自由な時間が生まれることになる。この時間は大きい。ただし、午後10時には猛烈に眠くなる。だから、夜には仕事らしいことは一切しないことにした。

 すぐには目が覚めないこともあるので、起きてから行うことを三つ決めている。(つづく)

 

2010年1月13日 (水)

仕事術2010 10

【通勤時間に学ぶ】

 地方に住んでいると、通勤は自動車で行うことになる。電車通勤だったら車中で読書ができるのだが、自動車だとそうはいかない。もちろん、満員の電車やバスでも読書をすることは難しいだろう。
 ラジオや音楽を聴くことはあるが、この時間がもったいない。現在でも往復2時間かかる。そこで、自動車のオーディオ機器やiPodなどの携帯音楽プレイヤーを使って、学ぶことにしている。

 以前からよく利用していたのが、カセット文庫とよばれるものだ。今では新潮CDとて販売されている。これは、小説を一流の役者が名作を朗読していくというものである。朗読だからこそ味わいがあって、何度も聞いた。私は、それまで小説には一切興味がなかったのだが、「聞いて」知った。
 新潮社 デジタルコンテンツ・新潮CD
 特に、江守徹氏の朗読はすばらしい。ドストエフスキーの「罪と罰」や中島敦の「山月記・名人伝」は名作だと思う。朗読とはこのように行うものなのだろう。文庫本に比べて価格が高いのが難点だが、私にとっては宝物である。

 ハワイ大学に2ヶ月間行くことになって買ったのが、スピードラーニング。これは日本語と英語が交互に聞けるというものだが、自動車で聞き流すのにはちょうどよかった。
 Espritline スピードラーニング
 気軽に英語のリスニング力を高めたい人にはよいかもしれない。

 ツタヤに行けば、今ではビジネスDVDやビジネスCDとよばれるものがレンタルできる。数があまり多くはないが、通勤時間に聞き流すのには、都合がよい。
 TSUTAYA ビジネスカレッジ
 しかもレンタルなので安い。特に中谷彰宏氏のDVDとCDは全部聴いた。今でもよく聴いている。

 最近のおすすめは、なんといってもFebeだ。ビジネス書や自己啓発本を耳で聴けるようにしてある。しかもインターネットからダウンロードできるし、新潮CDほど高くない。
 オーディオブック Febe
 私はネットで購入してダウンロードしたものをiPodに入れる。そのまま自動車のオーディオ機器につないで聴いている。勝間和代さんの本も多い。本を読みたいけど、なかなか時間がないという人には良いコンテンツだと思う。

 他にも、「オーディオブック」で検索すると、けっこう出てくる。それだけ需要があるのだろう。以前は茂木健一郎さんが自分の講演をブログでアップしていたので、それもよく聴いていた。(つづく)

2010年1月12日 (火)

仕事術2010 9

【保管すべきものは袋ファイルに入れる】

 「『現在進行形』ではないが保管すべき書類」は、袋ファイルに入れるようにしている。
 これは、ノンフィクション作家の山根一眞氏が提案したものだ。

山根一眞「スーパー書斎の仕事術」(アスペクトブックス)

Fukurofile1  やり方はとても簡単で、角形2号の封筒の上から2センチを切り取り、ファイル名を記入するだけである。
 これだと、領収書やハガキなどの不定形のものもどんどん入れられる。今でも新卒当時の学級通信や授業記録などが保存してある。コンピュータのマニュアルや付属のCDも入る。
 ファイル名が書いてあるので取り出すことも簡単だ。

 ただし、この方法だと棚がすぐにいっぱいになってしまう。
 そこで、早稲田大学大学院教授の野口 悠紀雄氏が、押し出しファイリングシステムを提案した。

 

野口悠紀雄「『超』整理法」(中公新書)

 これは、使用したファイルは元にもどさずに、手前に置いておくようにするというものだ。そうすると、使用頻度の高いファイルだけが手前に集中するようになり、低いファイルはどんどん奥にたまっていく。
 棚に入りきれなくなったら、奥にたまった「使用頻度の低いファイル」を捨てるわけである。

Fukurofile2  最近は、ファイル名も鉛筆で書くようにしている。中身を捨ててファイルそのものは記入し直して使うようにしている。
 これも簡単なので、自宅の棚にも職員室の机の最下段の引き出しでも使っている。

 重要なことは、定期的に整理していくことだ。最初から棚の大きさを固定していると、入りきれなくなったら捨てざるをえないようになる。そうすると、本当に大事な物だけが残っていく。使用頻度は高くないが捨てられないファイルを野口氏は「神様ファイル」とよんでいる。

 なお、机の使い方も含めて整理やファイリングの方法が具体的に紹介されている本としては、次のものが読みやすい。文房具の使い方なども参考になる。整理術の入門書である。

 桃山透「頭のいい人がしている整理・ファイリング術」(ぱる出版)
(つづく)

2010年1月11日 (月)

仕事術2010 8

【私の本の読み方】

 本は、買おうかどうしようか迷ったら買うことにしている。だから、とりあえず本棚にたまっていくことになる。
 旅先では必ず本屋さんに立ち寄るし、駅や空港の売店の本も見る。けっこう面白い本に出会う事も少なくないからである。

 最近は、アマゾンを使うことが多い。しかし、本代も馬鹿にならない。ビジネス書は、基本的に中古本を買うようにした。1500円程度のものでも中古になると400円程度になるからだ。送料を入れても半額程度になる。中古といっても、ほとんど新品に近いほど美しい。ビジネス書はこの程度でよいと思っている。

 私が毎朝楽しみにして読んでいる「佐藤正寿先生のブログ」で紹介されている本はチェックするようにしている。宣伝広告よりも信頼している先生からの情報の方がうんと役立つ。書店で平積みになって大宣伝している本も買って読んでみるとつまらなかったりするからだ。

Books  本は一気に読んでしまうこともあるが、ほとんどは、部屋の出口の近くの「現在進行形の本棚」に入れる。ブックカバーも一緒に入れているので、外出の時は必ず数冊持って行く。だから、バス停でも喫茶店でも全く退屈しない。通常は、文庫か新書だが、主張の時はけっこう大きな本ももっていく。難しい本とやさしい本を交互に読んでいくと楽だ。

 だけど、それだと読書が細切れ時間だけになるので、最近は早朝に「読書の時間」をもうけることにした。15分ずつ同時進行で本を読んでいく。あまり熟読はしない。読んで役立たないところはとばして読む。

 読んでしまったら、普通の本棚に入れる。教育書は大抵捨てないが、ビジネス書はブックオフに持っていく。(つづく)

(写真は1月10日の「現在進行形の本棚」の一部)

2010年1月10日 (日)

仕事術2010 7

【自宅の机上には必要な物だけ置く】

Desk1_2  教師の仕事は、学校だけでは終わらない。家に帰っても仕事を行うことが多い。オンとオフの切り替えがほとんどない。(私だけかもしれないが・・・。)

 自宅の机上も重要な仕事の場所だ。職員室と大きく異なるのは、他人が書類を置くことがないということだ。だから、必要な物だけを整頓して置くことにしている。

 通常は、机上の真ん中にデスクトップのマッキントッシュが置いてあって、ほとんどの仕事をこれで行う。このブログもこのマッキントッシュを使って書いている。

Desk4_2
 左側には、ウインドウズのマシンがあって、これはもっぱらソフトの動作確認とテレビの録画用である。マックが「創る」用であり、ウインドウズは「見る」用である。
 学校の仕事で使うノートパソコンも置くことがある。右側である。
 左のパソコンで録画した番組を見ながら、真ん中のパソコンでDVDを焼いて、右側のパソコンで学級通信を書いている、ということもよくある。

 コンピュータを使っていて大事なことは、必ずバックアップ用のハードディスクをつないでおくことだ。マッキントッシュにはタイムマシンというすぐれたシステムがあって、ハードディスクをつないで設定しておくと定期的にバックアップをとってくれる。
Desk2_2  コンピュータが故障してもデータだけは、いつでも取り出せるようにしておくと安心である。

 机の右奥は、作業スペースには向かないので、ボックスを置いて、クリアフォルダを立てて置くようにしている。現在進行中の書類である。書きかけの論文や資料。原稿依頼の文書や新聞の切り抜きなどだ。左に行けばいくほど緊急度が高く、右側 は低い。入らなくなったら、一気に 整理する。必要なくなったら捨てるか、保存用として袋ファイルに入れる。

 道具は三つだけにしている。筆記具や物差しなどが入った筆立てと眼鏡立て、そして付箋紙やしおりを入れるカード立てだ。

Desk3  フォルダにしても道具にしても、全て「立てて置く」ことが基本だ。寝せて置いてしまうと、どこにいったか分からなくなる。(つづく)

 

2010年1月 8日 (金)

仕事術2010 6

【職員室の机上には何も置かない】

Tsukue  2年前にも書いたが、職員室の机の上には何も置かないようにしている。
 筆立てや書類立てなども置かない。とにかく緑色のデスクマットの上は常に何もない状態にしておく。

 職員室の机は自宅の机と異なって、他の職員によって様々な書類が置かれることになるからである。意識して片付けていかないと、すぐに机上は書類の山になってしまう。

 何も置かない習慣をつくるための最も有効な方法は、勤務終了前の十分間は「机上整理の時間」にすることである。もしも、五時三十分に学校を出る予定の場合は、五時二十分から机上を整理する。
 机上に何も置かないと決意すれば、当然、物を整理せざるをえない状態になる。
 そうなると、物の置き場所を決めておかなければならない。私は次のようにしている。

 筆記具やナイフ、ハサミ等は、右袖の一番上の引き出しに入れてしまう。

 ステープラーやスタンプ、パンチなどの道具類は、右袖の上から二番目の引き出しに入れる。小型のプリンタも入れている。

 書類を閉じたファイルは、すべて右袖一番下の大きな引き出しに入れる。

 中央の広い引き出しには、現在進行中のクリアフォルダが入っている。また、どう処分してよいのかすぐに判断ができない書類も入っている。これを一時避難書類とよんでいる。

 机の上に何も置かないことを一度決めてしまうと、仕事をその場で処理しなくてはならなくなる。机の上に何かがあれば、それは「未処理」なのである。急いで片付けないと、次の「未処理」がやってくることになる。

 だから、翌日に子どもたちに配布するためのプリント類も、たとえ夕方であっても教室まで運んでおくことにする。

 休み時間にちょっと職員室に立ち寄ったときも、すぐに書類を片付けていく。

 筆立てや書類を入れるトレイなどを置くと便利だろうと思って試したこともあるが、結局、小さな「未処理」がたまっていくことになってしまった。

 ちなみに、引き出しにはウェットティッシュを入れている。さっと一拭きすれば、机上はさらにきれいになって快適だ。(つづく)

2010年1月 7日 (木)

仕事術2010 5

【書類を6つに分けてファイリングする】

 学校に勤務していると、膨大な書類に戸惑うことが多い。以前は、どの書類がどこにいったのか分からなくなって困ることが多かった。

 そこで、現在は6つにファイリングすることにしている。

1、行事計画案や提案物→幅広い2穴ファイル
 職員会議などの提案物がこれにあたる。一番多い。これを案件ごとに整理していたら大変だ。そこで、幅の広い2穴ファイルにすぐにとじることにしている。要はなくさないことだ。会議中にやってしまう。学期末や年度末に中身を一気に捨てる。

2、出席する予定の会議計画や出張復命書→Zファイル
 Zファイルは、すぐに取り出せることがメリットだ。だから、会議や研究会などの案内の書類はここにとじる。復命書も一緒にとじる。そして出かける時に、その書類だけをはずしてもっていく。復命書も出張先で書いてしまうと楽だ。

3、資料などの保存する書類→袋ファイル
 一定期間保存するファイルは、A4がすっぽり入る袋ファイルを自作して、そのまま入れる。自分が書いた指導案や、いつか使うかもしれない資料などである。コンピュータ等のマニュアルも入っている。領収書などの不定形のものもそのまま入れられる。一定期間がすぎたら、中身をそのまま捨てる。

4、常に必要とする書類→クリアファイル
 教務主任や専科教師からもらう月間予定表や週予定表などは、薄手のクリアファイルに入れておく。常にかばんに入れて持ち歩く。時間割なども入れておく。職員室でも学校でも教室でもすぐに見られるので便利だ。とりあえず、なくさないようにしておかなければならないもの(領収書など)も入れておいて後で整理する。

5、現在進行中の書類→無色のクリアフォルダ
 今まさに進行中のものは無色のクリアフォルダに入れておく。たとえば、原稿依頼や原稿の下書きなどがそうだ。これは持ち運べるので便利だ。自宅の机の上に立てて置くようにしている。職員室では、一番広い引き出しに入れておく。

6、提出しなければならない重要な書類→赤い色のクリアフォルダ
 提出しなければならない書類は一件ごとに赤い色のクリアフォルダに入れて、職員室の机の一番広い引き出しに入れておく。なくさないように目立つようにしておく。

 その他として、運動会や研究発表会のように大きな行事のための書類は、それ用の紙ファイルにとじることにしている。

 このように分類しておくと、仕事がかなり効率的になった。必要がなくなったらすぐに捨ててしまうことがポイントだ。(つづく)


 

2010年1月 6日 (水)

仕事術2010 4

【不要物は捨てる】

 以前、職員室の私の机上は、書類や本が山積みされて、それこそ「ぐちゃぐちゃ状態」であった。
 今は、何も置かないことにしている。やってみると、すっきりして気持ちがよい。
 机に書類がのっているということは、それがそのまま「未処理」を表すので、それをなくせばよい。

 また、自宅にあった様々な物も捨てた。衣類、家具、本などもどっさりと中古屋さんにもっていった。捨ててしまうと、気持ちがよい。物が多すぎると整理ができないのである。

 「捨てる」ことで得ることは多い。

 作家の中谷彰宏氏は「整理とは、捨てること」と述べているが、そのとおりだと思う。

中谷彰宏著「なぜ あの人は整理がうまいのか」(ダイヤモンド社)

 また、捨てると同時に「減らす」ことも重要だ。やることを減らすと成果が上がる。以下の本は参考になる。

レオ・バボータ著「減らす技術」(ディスカバー)

 「捨てる」「減らす」は、シンプルな方法だが効果は大きい。人生観も変わった気がする。(つづく)


2010年1月 5日 (火)

仕事術2010 3

【やらないことを決める】

 多くの著名人の仕事術に共通することが、「やらないこと」を決めていることだ。
 たとえば以下の本。

 

勝間和代著「年収10倍アップ時間投資法」(ディスカバー)

 

本田直之著「面倒くさがりやのあなたがうまくいく55の法則」(大和書房)

 時間泥棒を退治する特効薬だ。
 そこで、私も次の三つのことは基本的にやらないことにしている。

(1)テレビを見ること
(2)ゲームをすること
(3)ネットサーフィンをすること

 年末年始の特別な時をのぞいては、積極的にやらないことにした。この三つは、ついつい時間を忘れてやってしまうことだからだ。

 特に、テレビは時間泥棒の代表格だろう。
 もっとも、食事をしている時間にテレビがついていることはある。それをながめることはあるが、積極的にテレビを見ることはなくなった。
 話題になっているドラマも見ない。見なくても何も困らない。

 逆に、見たい番組は必ずチェックするようにしている。たとえば以下の二つはチェックする。

(1)クローズアップ現代

 毎朝、WEBサイトをチェックして面白そうな内容のときは録画予約する。

(2)NHKスペシャル

 これも同様に、内容をチェックして面白そうな内容のときは録画。最近のものでは、「自動車革命」「チャイナパワー」などが面白かった。

 他にも「大河ドラマ」や「坂の上の雲」(NHK)のような歴史ドラマは見ることがある。

 とにかく、テレビは録画して見ることが基本となった。しかも、何かをやりながら見ることにしている。テレビは、その程度でよい。

 要は、ついつい時間をとられてしまうようなことは基本的にはやらないことにしておいて、どうしてもやりたいことだけを厳選しておくということだ。(つづく)

2010年1月 4日 (月)

仕事術2010 2

【読書をノートに記録する】

 A6ノートは薄くて軽い。机上においていつでも見ることができる。持ち運びにも便利だ。

 奥野宣之氏は次の本も書いている。

 奥野宣之著「読書は1冊のノートにまとめなさい」(ナナ・コーポレート・コミュニケーション)

 これも方法は簡単だ。読んだ本からポイントとなるところをA6ノートに書き出すだけである。その際に「自分の感想や考え」も記入していく。

 これもやってみたが、案外と面白い。
 手書きだから心に残る。
 ひまな時に、ぱらぱらと見直すと、その本を超特急で読み返しているような感覚になる。
 もっとも、この方法は「教育書」には向かないような気がする。ポイントを端的に示してある「ビジネス書」には最適だろう。

 少なくとも、読んだ本の内容が頭に残るようになった。(つづく)

仕事術2010 1

【1冊のノートに記録する】

 仕事のやり方も、色々と改善していったので、整理をしておこう。

 次の本で、ノート術を改善した。

 

奥野宣之著「情報は一冊のノートにまとめなさい」(Nanaブックス)

 A6のノートに何でも記録していくという単純なやり方である。
 もっとも、amazonのレビューを見ると、この本の評価は必ずしも高くはない。そもそも情報整理術は仕事によって異なるので、完璧な方法などはないからだろう。

 私自身はやってみて、実に便利に感じた。
 研究授業の記録、会議の記録、講演の記録や思いついたことなど、とにかく、このノートに書くだけである。
 何でも一冊にまとめるので、どこに行くにしても、このノートを一冊もっていくだけでよい。
 小さな鞄にはもちろん、上着のポケットにも入る。
 A4の書類もたたんで貼れる。
 領収書や宅配便の伝票、新聞の切り抜き、もらった名刺までも貼っている。

 私の場合は約2ヶ月で書ききれなくなるので、新しいものに交換する。その際に、ノートの中身をタイトルで検索できるようにコンピュータに入力しておくわけである。そのタイトル入力をめんどうだと感じるかどうかで、この方法の評価が分かれるようだ。

 

これだと、情報が散逸しないので、いつでも取り出せる。しかも安価だ。(つづく)

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