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2010年4月

2010年4月30日 (金)

マッキントッシュを活用した授業講座5月8日

 熊本大学教育学部情報教育研究会の5月例会のお知らせです。
 毎月行っており、4月例会は40名近くの参加がありました。
 熊本の先生はもちろん、福岡、大分、鹿児島の先生や企業の方も参加していただいています。
 どなたでも参加できます。無料です。
 申し込み等詳細は以下の通りです。

Mact100508_2
熊本大学教育学部情報教育研究会+D-project

マッキントッシュを活用した授業講座

今回のテーマ
【「映像」と「ことば」を授業で活用する】

日付:2010年5月8日(土)
場所:熊本大学教育学部附属小学校
        3階コンピュータ室
時間:午前9時~午前11時50分
主催:熊本大学教育学部情報教育研究会
        D-project(デジタル表現研究会)
オプション研究会:午後1時~午後2時
準備物: コンピュータ、デジタルカメラ、
              USBメモリなど
*マッキントッシュをお持ちでない方のためには、こちらで準備しておりますので御連絡下さい。

 学校現場では新聞、リーフレット・ガイドブックなど、写真と文章を組み合わせて作品を作る単元が増えてきました。しかし、それらをどう組み合わせるとよいのか、授業での課題も多いはずです。今回のテーマは、「映像」と「ことば」。KeynoteやPowerPointなどのプレゼンテーションソフトを使って、映像にことばを組み合わせて作品を作ります。「ことば」をブラッシュアップする極意を学びます。

内容:
・山口修一のDVD作成連続ミニ講座
・情報交換会
・メディア創造ワークショップ
 ~Photo Poemをつくる~

 なお、午後からはオプション研究会として、電子黒板等の情報機器に関する実践研
究を行います。

 参加申込み:直接またはメールで山口修一まで

yamashu2jp@yahoo.co.jp

2010年4月29日 (木)

写真と学習 その3

 ザンダーが言う、写真家の「見る」「観察する」「考える」の三つの行為について具体的に述べてみよう。

 まず、写真家は、対象を見るところから出発する。たとえば、花を見て美しいと感じるだろう。そこが撮影のスタートとなる。
 そして、花に近づいて観察する。色鮮やかな花弁や美しい形をじっくりと観察することによって、何に興味を惹かれたのか、その本質に迫ろうとするはずであ る。
 そして、どのように撮れば、その本質を表現することができるだろうかと考えるはずだ。アングルや光の位置、大きさもその要素となる。

 そう考えてみると、単なる記念写真や記録写真の撮影とは異なる行為が伴っていると言えるだろう。
 問題は、授業中にどうやってこの三つの行為を子どもたちに指示するかということだ。「見る」「観察する」「考える」では抽象的すぎる。もっと単純で具体 的な行動レベルまで落とさないと子どもたちにはできない。

 そこで、私は次のように指示することにしている。

 「撮影のしかたを変えて、最低3枚は撮りなさい。」

 この指示によって、子どもたちは考えて写真を撮るようになる。これは実際に子どもに撮影をさせた経験のある教師であれば分かるのだが、子どもたちは通常一枚しか撮影しない。一回シャッターを切って終わりなのである。そこで「最低3枚」という具体的な数字を示す必要がある。
 たとえば、次に示す落ち葉の3枚の写真がそうだ。
Ochiba1_2

Ochiba2_2

Ochiba3

 これを撮影した男の子は落ち葉に興味を惹かれた。そこで最初の一枚を撮影した。さらに、近づいて、ぐんとアップにして撮影をしたのが2枚目だ。さらにアップをはかったのが3枚目ということになる。
 撮影のしかたを変えて3枚の異なった写真を撮ろうとすると「見る」「観察する」「考える」が一連の流れのある行為として自然にできるようになる。
 ちなみに実際に作品として使われた写真は2枚目である。

2010年4月27日 (火)

写真と学習 その2

 4月24日(土)に熊大情報教育研究会の例会が開催された。
 ワークショップの課題は「いいなって思える光景を撮影する」。
 参加者はわずか20分の間に会場周辺の光景を写真にしていく。
 最後は、作品発表会。同じ場所で同じ時間帯に撮影したにもかかわらず、それぞれが異なった作品になるので面白い。

Mact100424a


Mact100424b


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 アウグスト・ザンダーというドイツの写真家は、その信条を問われると次のように答えていたという。

 見ること。
 観察すること。
 そして、考えること。

 この言葉は深い。

(参考文献:飯沢耕太郎著「写真を愉しむ」岩波新書)

2010年4月22日 (木)

写真と学習 その1

 写真が学校教育の中で取り扱われるようになったのは、ここ十年ほどではないだろうか。デジタルカメラの普及が大きな要因であろう。
 十五年前、学校のコンピュータと周辺機器の導入を担当することになった。そのときにデジタルカメラCASIOのQV-10を20台を導入した。
 当時は、小学生がデジタルカメラを使うなんて、と周囲の学校から批判されたことを今でも覚えている。

 あれから時が流れ、子どもたちがデジタルカメラを使って写真を撮影するような学習が教科書にも掲載されるようになってきた。
 それは大きな変化であろう。

 しかし、この十数年の変化であるがゆえに、学習の中ので写真の位置づけが曖昧のままになっているような気がする。
 写真とは「事実の記録」なのか。それとも「撮影者の表現」なのか。
 何かを伝える「記号」であることには間違いないが、「言葉」とはどう異なるのか。

 一体、写真とは何なのだろう。(つづく)

2010年4月15日 (木)

マッキントッシュを活用した授業講座

熊本大学教育学部情報教育研究会の4月例会のお知らせです。

熊本大学教育学部情報教育研究会+D-project
マッキントッシュを活用した授業講座

写真を授業で活用する

日付:2010年4月24日(土)
場所:熊本大学教育学部附属小学校
3階コンピュータ室
時間:午前9時~午前11時50分
主催:熊本大学教育学部情報教育研究会
D-project(デジタル表現研究会)
オプション研究会:午後1時~午後2時
準備物: コンピュータ、デジタルカメラ、
USBメモリなど


デジタルカメラは気軽に撮影ができる道具として、ここ数年で学校にも急激に普及
しました。しかし、本当に有効に活用できているでしょうか。単なる記念撮影の道具
になってはいないでしょうか。
今年度第1回のテーマは、「写真を授業で活用する」です。また、新しい情報端末機
器であるiPadの紹介もあります。ワークショップでは、実際に写真を撮影してiPhoto
で加工を行ったりします。

・iPadの紹介(中村さんより)
・山口修一のDVD作成連続ミニ講座
・情報交換会
・メディア創造ワークショップ
~デジタルカメラと写真の活用~

なお、午後からはオプション研究会として、電子黒板等の情報機器に関する実践研
究を行う予定です。

参加申込み:直接またはメールで山口修一まで

yamashu2jp@yahoo.co.jp
Mact0424

2010年4月11日 (日)

電子黒板 その1

 電子黒板の教育現場への普及が進んでいる。
 役立ちそうなサイトをメモしておこう。

1、電子黒板普及促進に資する調査研究授業サイト

 電子黒板の普及・推進を行うことを目的として「電子黒板活用モデル」を策定・提案しているものである。電子黒板活用ガイドブックや分かりやすくまとめられており、現場でも役立つ内容になっている。

2、電子黒板活用コミュニティサイト「スタボひろば」
 HitachiSoftが提供しているサイト。電子黒板を現場で効果的に活用するためのデジタル教材などのコンテンや活用事例を提供しているコミュニティサイト。
 ちなみにHItachiSoftは、「うちの学校にSarBoardがやってきた!」というドラマを公開している。

第1話 「新しい黒板」 

第2話 「集中力アップ」

第3話 「黒板と電子黒板」 

第4話 「主役は生徒」

3、JEIBA分室
 日本電子情報ボード普及協議会のブログ形式の分室。

4、パイオニア授業ポータル
 電子黒板を使った授業やICT授業で役立つ情報を集めたサイト。

5、愛知県半田市教育委員会ICTサポートページ
 面白いのは、「ICT機器を活用した授業風景」。写真とポイントだけをサイトにアップしてあるので、見れば活用方法が理解できる。

6、Eスクエア・アドバンス:e-黒板とe-教科書で授業が変わる!
 財団法人コンピュータ教育開発センターが紹介しているサイト。平成16年度のe-黒板研究会報告CD-ROMの内容をWeb公開している。



2010年4月10日 (土)

授業術6

【書くということ】
 毎日、日記を書くように指示する。しかも、「やったこと」ではない。「学んだこと」を書くように指示する。
 この「学んだこと」の意味を説明することが難しい。「学習内容」とは異なるからである。たとえば、「今日は、長方形の面積の求め方がわかりました。」ということとは少し異なる。
 換言するならば「気づいたこと」であり、それに加えて「自分が変わったこと」である。たとえば、「今日、そうじの時間に、○○さんが○○くんと競争しながらそうじをやっていました。そうじも競争しながらやると楽しくできることに気づきました。私も明日は競争しながらそうじをやりたいです。」といった内容になる。
 このような「気づき」を生活の中に位置づけることは最初は難しい。でも、教室の中には、必ず「はじめの一人」ができるようになる。その子の日記を、学級全員に向けて本人に読ませる。そうすると、他の子どもたちが、その子の日記から学ぶことができる。
 日記を書くことで子どもたちは、「文章の書き方」というよりは「考え方」を学んでいくのである。

2010年4月 7日 (水)

授業術5

【書くということ】

 考える力をつけるためには文を書かなければならない。考える力があるから文が書けるのではなく、書くから考える力がつくのである。
 このことは、子どもたちには次のように宣言する。

 「先生は、君たちにかしこい人になってほしいと思っています。かしこくなるためには、まず文を書くことです。なぜならば、文を書くためには、考えなければならないからです。つまり、文を書けば考える力が高まっていくのです。授業中も日記も、たくさん文を書ける人になってほしいと思います。」

2010年4月 6日 (火)

授業術4

【聞くということ:レベル3】

 内容理解ができるようになったら、もっと突っ込んでみる。
 その内容について、どう考えるのかということだ。

レベル3: 考えながら聞く

 はじめのうちは、日記などで、「○○君の考えに納得した」といった「意見への感想」を取り上げていく。「友達からの学び」を子どもたちに言わせていくのである。これは時間がかかる。一朝一夕にはできない。
 しかし、地道に繰り返していくと、子どもたちは自分の発言が全体の学習に貢献するということに喜びを感じるようになってくる。発言することにも意欲的になるし、その発言に対して反応することにも意欲的になる。

 ある程度、慣れてきたら、発言に対していきなりコメントを言わせる。
 教師は、たとえば、次のように述べて指名する。

 ある程度、慣れてきたら、発言に対していきなりコメントを言わせる。
 教師は、たとえば、次のように述べて指名する。

「今の○○さんの意見について、きみはどう思う?」
「今の○○くんの意見に賛成の人、手をあげて。反対の人、手をあげて。それでは、その理由を考えましょう。『私は○○です。なぜならば○○だからです。』と言いなさい。」

という具合に、いきなりどんどん指名していく。
 当然、緊張感が漂う。だから聞く力が高まっていく。(つづく)

2010年4月 5日 (月)

授業術3

【聞くということ:レベル2】

 当然すぎるほど、当然なのだが、案外とできていない事が多いのが次のことだ。

レベル2:内容理解

 どんなに姿勢よく聞いたとしても、内容を理解できていなかったら、「聞く」うちには入らない。
 だから、教師は子どもたち一人一人の目を見て、理解度を察しながら授業をすすめる必要がある。子どもたちが理解できている時の顔と、理解できていない時の顔は違うからだ。
 理解できないまま授業をすすめると、学級は沈んだ状態になる。教師とコミュニケーションが成立していないのである。

 したがって、内容が理解されているかどうかを教師は日頃からチェックする必要がある。
 たとえば、「今、○○さんが、とても大事なことを言ってくれたよね。その大事なことを、もう一度、□□くん、言ってみてね。」という指示をランダムに行っていく。
 また、連絡帳に書くべき内容は、必ず聴写させる。最後に友達同士でチェックして終わるようにする。
 もちろん、よく聞いている子どもは高く評価する。
 面倒なことなのだが、一つ一つをきちんと行うことで、子どもたちの聞く力は育っていく。(つづく)

2010年4月 4日 (日)

授業術2

【聞くということ:レベル1】

 新卒教師の教室では、子どもたちが教師の言うことを聞いていない。当然、指示が通るはずがない。
 教室は次第に騒然となって、子どもたちは好き勝手なことをはじめるようになる。

 教師は、毅然として、子どもたちに聞かせなければならないのである。
 ベテラン教師の学級を見ていると、おおよそ三つの段階で「聞く」体勢づくりを行うようにしているようだ。

レベル1:姿勢づくり

 まずは、「聞く」姿勢づくりを行う。
 低学年の場合は、教師が「手はおひざ」などと言いながら、強制的に手をひざに置かせるような指導もあるだろう。手に何かを持ったり、手先を見つめたりしているうちは、教師の指導言を聞くことができないからである。
 そこで、教師は、子どもたち一人ひとりの目を見つめながら、こちらを注目しているかどうかを確認しなければならない。当然、聞いている子どもをほめる。「おっ。○○君の聞き方はすばらしいね。」といった具合である。すると、聞いていない子どもが、きゅうに姿勢が良くなったりする。それでも、聞いていない子どもは、教師が注意することになる。場合によっては、きびしく叱ることもある。とにもかくにも、話をしている人に向かって話を聞く姿勢をつくることを、この段階では徹底的に行わなければならない。(つづく)

2010年4月 3日 (土)

授業術1

【授業の土台】

 様々な授業実践を行っていく上で、その基礎となる条件がある。
 たとえば、子どもたちがよく聞き発言するといったことや、教師の指示がよく通るといったことである。
 すぐれた授業を行われている教室では、この条件がクリアされている。だから、安心して見ていられる。
 ところが、条件を満たしていないと、しっかりした土台の無い場所にビルを建てるようなことになる。どんなに事前研究会をやっても、土台ができていないので、ビルが建てられないのである。
 だから、教師は年度はじめに、「土台づくり」をやっておかなければならない。

 その「土台づくり」の基本中の基本は、「聞く」ということだろう。

 子どもがきちんと「聞く」ことができていなければ、あらゆる学習は成立しないからである。(つづく)

2010年4月 2日 (金)

教師のチカラ

 「教師のチカラ」(日本標準)という新しい雑誌が創刊されている。
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 特集は、「子どもを『育てる』」。
 教育雑誌の特集は基本的に「教え方」のノウハウが圧倒的に多いのだが、この雑誌は「育て方」に注目しているところが面白いと思った。
 教師が子どもたちに何を語るのか、何を「よし」とするのか、一つ一つの言葉が子どもたちに与える影響は甚大だ。そこには、教育の哲学が必要になるからだ。哲学があれば、ぶれない。子どもたちは教師を信頼するようになる。

 あえて、注文をつけるのであれば、付録CD-ROMの体裁だろう。WINDOWSだけしか使えないのも、その理由の一つであるが、もっと体裁にこだわってもよいはずだ。教師にとって本当に、毎日の授業に必要なコンテンツを充実させながら、改良していくことができるのであれば、更にパワーアップできるような気がする。このインターネット時代にあえてCD-ROMをつける意味は何だろう。もっとマルチメディアのコンテンツがあって然るべきではないのか。

 しかし、さすがに連載のコーナーは面白かった。今までにない教育雑誌というイメージがする。

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