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2010年10月14日 (木)

国語教育と情報教育 1

 国語教育と情報教育は、重なる部分が非常に多い。
 情報活用能力を育てるという意味では、国語教育の果たす役割は大きいと言えるだろう。ここでは、学習指導要領解説の中から情報活用能力に関する部分を抜粋してみる。

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国語科と情報活用能力に関する資料1
〜学習指導要領解説 国語科編より〜

中学年

「B書くこと」 言語活動例

 イ疑問に思ったことを調べて,報告する文章を書いたり,学級新聞などに表したりすること。

 

調べたことを基に報告する文章を書いたり,それを学級新聞などの記事として生かしながら編集したりする言語活動である。
「疑問に思ったことを調べ」るとは,例えば,自分の経験したことの中から不思議に思ったことや,身の回りの事柄や学習した事柄について疑問に思っていることなどを調べることである。調べた結果を友達に説明するなど,書く相手や目的を明確にもつことのできる場面の設定が必要となる。
 設定した相手,目的や場面に応じて,書く材料の収集や選択の仕方,まとめ方などを様々に工夫することになる。その際,報告する文章や学級新聞などの特徴に基づいて書くことが必要となる。例えば,調査を報告する文章では,調査の目的や方法,調査の結果とそこから考えたことを明確に書くことになる。学級新聞では,複数の種類の文章を集めて編集し,見出しを付けたり記事を書いたり,割り付けをしたりすることになる。

 ウ収集した資料を効果的に使い,説明する文章などを書く言語活動

 資料を使い,説明する文章などを書く言語活動である。
「収集した資料を効果的に使い」とは,説明する相手や目的に応じて,本や文章,図表,絵画,写真,具体物などの資料を収集し,考えを高めることと,構成や記述のためにこれらの資料を活用することとである。書くべき「説明する文章など」には,文章だけでなく,図鑑や小冊子などの形も考えられる。ここでは,例えば文章を図解する資料となっていることや,写真やグラフなどを具体的に解説した文章となっていることなど,文章と図表などの資料とが相互に密接な関連をもつものであることを意識できるようにすることが大切となる。

 エ目的に合わせて依頼状,案内状,礼状などの手紙を書く言語活動

 実用的な文章としての手紙を書く言語活動である。
 ここでは,地域での体験学習の指導を依頼する手紙,学校行事について案内をする手紙,地域の方にお世話になったことへのお礼の手紙などを書くことが考えられる。その際,表書きに宛て名や住所などを正しく書くことや,後付けにおける署名と宛て名の位置関係といった基本的な形式なども押さえることが求められる。

高学年

「B書くこと」 言語活動例

イ自分の課題について調べ,意見を記述した文章や活動を報告した文章などを書いたり編集したりする言語活動

 児童一人一人が課題をもち,その課題について調べ,意見を記述した文章や活動を報告した文章などを書いたり,それらの文章を活用して編集したりする言語活動である。
「自分の課題について調べ」るとは,一人一人の児童が課題を設定し,それについて調べて知識や情報を得ることである。課題は,自分自身の経験に基づいて設定する場合,資料などを読んで更に調べたいと思って設定する場合,交流を通して設定する場合,自分がこれまでに書いたものを読み返して設定する場合などが考えられる。
「意見を記述した文章や活動を報告した文章など」を書く場合には,課題に応じてどのような種類の文章を用いるのかを明確に意識する必要がある。意見を記述した文章や活動を報告した文章のほかに,例えば,調査や研究を報告する文章,解説したり提案をしたりする文章などが考えられる。
 これらを「書いたり編集したりする」こととは,一つの文章を書くことに加え,複数の文章を一定の目的の基に組み合わせて表現することである。例えば,意見や活動の報告文集,本や新聞,リーフレットやパンフレットなどを編集することなどが考えられる。その際,目的や意図に応じた編集として章立てや節などを工夫するとともに,題名や前書き,目次,後書き,奥付などを付け,実際の本や新聞,雑誌などの編集に合わせるようにすることが大切である。

ウ事物のよさを多くの人に伝えるための文章を書く言語活動

 自分が他の人に薦めたいと思う事物を取り上げ,そのよさを多くの人に伝わるように,様々な形式の中から適切なものを選んで書く言語活動である。
 具体的には,推薦書や宣伝文,紹介のためのポスター,案内のための小冊子などが考えられる。推薦したり宣伝したりするためには,その事物についてよく認識する必要がある。確かな理由や根拠に裏付けられていることや,他のものと比較してのよさなどをとらえることができるよう指導する必要がある。相手は,特定の人だけでなく不特定の人の場合もあるので,それぞれに応じて工夫することが大切である。また,書いたものを実際に多くの人に読んでもらう場を設定することを通して指導の効果を高めることが重要である。

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