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2010年10月15日 (金)

国語教育と情報教育 2

 文部科学省が出している「教育の情報化に関する手引き」には、情報活用能力を身に付けさせるための学習活動が掲載されている。
 今回は、その記述から国語科の学習に関連する部分を抜粋する。

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国語科と情報活用能力に関する資料2
〜「教育の情報化に関する手引き」(文部科学省平成21年3月)より〜

第3節 情報活用能力を身に付けさせるための学習活動
1. 各教科等における情報活用能力の育成
(1) 小学校段階
A 情報活用の実践力
1) 課題や目的に応じた情報手段の適切な活用
 コンピュータや情報通信ネットワークなどのICTの活用に当たっては,小学校段階では,それらに慣れ親しませるところから始め,各教科等の学習活動の中で児童に積極的にICTを活用させたり,ICTの操作について特別に時間を設けたりするなどにより,基本的な操作を確実に身に付けられるように段階的に指導していくことが必要である。 ICTに慣れ親しませる段階では,コンピュータやソフトウェアを起動し,キーボードやマウス等に触れ,文字や図形が表示される動作などを体験したり,インターネット閲覧ソフト(ブラウザ)を使って指定されたウェブサイトを見たり,デジタルカメラを使って写真を撮影したりすることなどが考えられる。
 各教科等の指導の中で,ICTに慣れ親しませることができるが,例えば,以下のような学習活動を通して行うことが考えられる。

【指導例】
・国語科の「出来事の説明や調査の報告をしたり,それらを聞いて意見を述べたりする」学習の際に,デジタルカメラを積極的に活用することを通して,ICTに慣れ親しませるようにする。 
 そして,上記のような段階から,徐々に,文字の入力,電子ファイルの保存・整理,インターネットの閲覧,電子メールの送受信などのICTの基本的な操作を身に付けられるように指導していく必要がある。また,その際,課題や目的に応じ,児童が自ら,コンピュータやソフトウェアを起動し,適切に終了できるまでを,一連の操作として身に付けさせるようにする。コンピュータやネットワークにアクセスするためのID・パスワードの大切さについても,こうした中で指導する。以下,基本的な操作のそれぞれについて,児童生徒に身に付けさせていくための指導について解説する。

○文字の入力
 ローマ字表記を学習する頃から,ローマ字による文字入力や,必要に応じて漢字変換等を,キーボード上の正しい位置に指を置きながら行えるようにし,時間当たりに入力できる文字数の目標を設定することも考えられる。なお,目標とする文字数については,中学校との接続も考慮して,学校や学年で適切に設定することが望まれる。
 各教科等の指導の中で,文章の編集や図表の作成,まとめなどの学習活動を通して,文字を入力する操作を身に付けさせることができるが,例えば,以下のような学習活動を通して身に付けさせるようにする。

【指導例】
・国語科の「児童が情報機器を活用する機会を設けるなどして,指導の効果を高める」ことに関連して,コンピュータによる発表資料等の活動を通して,文字を入力する能力を身に付けさせるようにする。
・国語科の「日常使われている簡単な単語について,ローマ字で表記されたものを読み,また,ローマ字で書く」学習の際に,コンピュータのキーボードを使って入力することを通して,ローマ字で文字を入力する能力を身に付けさせるようにする。

○電子ファイルの保存・整理
 キーボードやマウスに触れることに慣れてきた段階から,電子ファイルに名前を付け,目的に応じてフォルダを作り,適切に整理して保存できるようにする。
 各教科等の指導の中で,文章の編集や図表の作成,まとめなどの学習活動を通して,電子ファイルを保存・整理する能力を身に付けさせることができるが,例えば,以下のような学習活動を通して身に付けさせるようにする。

【指導例】
・国語科の「日常使われている簡単な単語について,ローマ字で表記されたものを読み,また,ローマ字で書く」学習の際に,ローマ字で適切なファイル名やフォルダ名を付けて,電子ファイルを整理・保存できる能力を身に付けさせるようにする。

2) 必要な情報の主体的な収集・判断・表現・処理・創造
 小学校段階では,必要な情報の収集・判断・表現・処理・創造に関し,様々な方法で文字や画像などの情報を収集して調べたり比較したり,文章を編集したり図形や表,グラフ,イラストなどを作成したり,調べたものをまとめたり発表したりする能力を身に付けさせるようにする。各教科等の指導の中で,こうした能力を身に付けさせることができるが,例えば,以下のような学習活動を通して身に付けさせるようにする。 

【教科全体に関わる指導例】
・国語科の「児童が情報機器を活用する機会を設けるなどして,指導の効果を高める」ことに関連して,インターネット,電子辞書等の活用,コンピュータによる発表資料の作成とプロジェクタによる提示等を通して,必要な情報を収集・判断・表現・処理・創造する能力を身に付けさせるようにする。

【個々の内容に応じた指導例】
・国語科の「目的や意図に応じて,書く事柄を収集し,全体を見通して事柄を整理する」学習の際に,インターネットで必要な情報を検索したり,文章の構成や記述に役立つように整理することを通して,インターネットで情報を収集したり,判断してまとめたりする能力を身に付けさせるようにする。

3) 受け手の状況などを踏まえた発信・伝達
 小学校段階では,情報の発信・伝達に関し,受け手の状況などを踏まえて,調べたものをまとめたり発表したり,電子メールやウェブサイトなどICTを使って交流したりする能力を身に付けさせるようにする。各教科等の指導の中で,こうした能力を身に付けさせることができるが,例えば,以下のような学習活動を通して身に付けさせるようにする。
【教科全体に関わる指導例】
・国語科の「児童が情報機器を活用する機会を設けるなどして,指導の効果を高める」ことに関連して,コンピュータによる発表資料の作成とプロジェクタによる提示等の活動を通して,受け手に配慮しながらまとめたり発表したりする能力を身に付けさせるようにする。

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