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2010年11月 5日 (金)

ICTと表現力 3

 当たり前のことではあるが、人は体験したことを語ることができる。だから、学習者が写真を撮影するということに大きな意味がある。
 たとえば、ユニバーサルデザインについて調べたことをプレゼンテーションすることを考えてみる。もしも、学習者がインターネットから収集した写真をそのまま提示したとしよう。その場合、そのモノの説明はできるかもしれないが、そのモノの大きさやそれが置かれてる空間的なものを語ることはできない。文脈が分からないからである。しかし、デジタルカメラをもって実際に現場に行ってユニバーサルデザインを撮影してきた場合、このモノがどれくらいの大きさでどんな場所に設置されていてどのように使われているかといった文脈を語ることができるようになる。
 学習者の表現力を高めるためには、学習者が体験を語れるような状況を設定することが必要だ。だから、「写真を見せながら話す」という活動だけで学習を設計するべきではない。「ある意図をもって情報としての写真を収集し、目的に応じてそれらを選択して、文脈をつなぎながら話す」という一連の活動を学習に位置づけなければならない。それは容易なことではない。目的や相手によって語るべき文脈は異なってくるからである。かなりの思考力が要求される活動となる。(つづく)

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