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2010年11月 9日 (火)

ICTと表現力 4

 学会発表では、グラフや表などを使ってプレゼンテーションが行われることが多い。これは、研究結果の根拠を示す必要があるからだ。もちろん、学会に限らず、何らかの主張を行う場合に、その根拠を示すことは有効に働く。

 来年度から採用される国語科の教科書においても、グラフや表などを用いて報告文を書く単元が増えている。たとえば、給食の人気メニューをアンケートで調べてグラフ化するといったものだ。私が担当した4年生の子どもたちは「あげパン」が圧倒的一位であることを棒グラフで示していた。なんとなく感じていたことが棒グラフという根拠を示すと、説得力が増してくる。グラフや表は数値化された視覚情報なのでである。

 グラフや表だけではなく写真や図・絵なども根拠となりうる。自分が感じたことをそれらの中から指摘することができるからだ。たとえば、ムンクの「叫び」を見て「気持ちが悪い」と感じた根拠を絵の中から指摘することができる。うねうねとした曲線を挙げることもできれば、中央の人物の異常な表情を挙げることもできる。また、超現実的な色づかいも根拠となるだろう。
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 これは、学習者の表現力を高める場合、根拠の有無が重要であるということでもある。逆に言えば、根拠を示すことができないと表現力が高まらない。たとえば、音楽の鑑賞の授業において、学習者が「三つの音が重なっていて綺麗に感じる」と指摘したとしよう。その部分を即座に再生できればよいのだが、現実的にはなかなかそうはいかない。少なくとも、カセットテープやCDでは、「この部分」を的確に取り出して聞かせることは容易ではない。(つづく)

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