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2010年11月16日 (火)

教科教育とICT活用 4

 数年前に、20秒程度の動画コンテンツが、教師によってどのように使われ方が異なるかを調査したことがあった。動画コンテンツは、戦後まもなくおこった「米よこせデモ」の映像である。米不足に不満をもった民衆がデモ行進をするという動画であり、一見すると何の映像なのかが分からない。
 経験年数10年以上の10人の教師にお願いして指導案を作成してもらった。ICTを授業ではあまり使っていない教師5人と日常的に使っている教師5人である。

 ICTを授業では使っていない教師は、この動画を授業の導入に使う傾向が見られた。子どもたちの興味・関心を高めようとすることが目的である。映像の提示後は、通常の授業の形態となった。

 ICTを授業で日常的に使っている教師は、この動画に含まれる情報を読み取らせて、これが何の映像なのかを教科書や資料を元にして考えさせるという授業の形態となった。したがって、映像を編集・分割して見せたり数回見せたりといったことを行う。

 どちらの教師もICTの必要性は認めている。しかし、両者に違いが生じたのは、日常的に使っている教師は、動画コンテンツから教材としての情報を読みとることができるからだろう。また、その映像を提示した時の子どもの反応をあらかじめ予想できるはずである。しかも、編集ができるというデジタルデータの特性も知っているので、動画コンテンツを授業の中心に位置づけることができたのではないだろうか。同じICTの活用でも、教師によって活用の仕方が異なるのである。(つづく)

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