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2010年11月 4日 (木)

ICTと表現力 2

 ニュージーランドからの高校生のホームスティを引き受けたことがある。彼は日本語を習ってはいるものも会話はほぼできない。こちらも英会話は得意というわけではない。
 私と彼が向かい合って英語で話していても、会話が続かない。話題が途切れてしまうのである。何となく重苦しい空気が流れた。しばらくして、彼はおもむろにデジタルカメラを取り出して、その画面を見せながら話し始めた。見ると、日本に到着してから印象に残ったものを次々に撮影してある。日本人から見ると、それほどめずらしいものではない物、たとえば、祭りの山車のような物である。彼は、「これは何なのですか?」「どんな時に使うのですか?」などと尋ねてくる。すると、とたんに話がはずみはじめた。写真というメディアを通すことでコミュニケーションが活性化されたのである。
 写真は、ある意図をもって現実を切り取った映像である。したがって、そこには撮影者の意図が含まれている。だから、撮影した場所、時間、意味といった「文脈」を語ることができる。学校の授業でも「写真を見せながら話す」という活動を行うことがあるが、写真というメディアがあることで、俄然話しやすくなるのはそのためであろう。(つづく)

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