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2010年11月24日 (水)

研究について思うこと 1

 そもそも「研究」とは何だろう。
 大辞林には次のように書いてある。

 「物事について深く考えたり調べたりして
  真理を明らかにすること」

 日本語大辞典(講談社)には次のように書いてある。

 「広く調べ、深く考えること」

 いずれにしても、「調べる」「考える」という言葉が出ている。

 学校における「研究」は、この「調べる」「考える」があるのだろうか。
 学校の研究紀要を見てみると、ほとんどが以下のような構成になっている。

******************************************
1、研究テーマ
 以下のような遠大な言葉が含まれているものが多い。

 「学びを育む」「豊かな学び」

2、研究の仮説
 たとえば、こういうものが多い。

 「興味関心を高める指導過程の工夫を行えば、子どもたちの自ら学ぶ力が育つだろう。」

 当然といえば、当然すぎる文脈だ。重要なのは「工夫」の内容だ。

3、授業の実際
 実践報告というか授業事例がいくつか掲載される。
 単元名があって、指導過程が記述されている。

4、成果と課題
 研究の前後の子どもたちの実態が数値で示されていることもあれば、文章で「以前よりも、積極的に考える姿が見られるようになった。」と記されていることもある。
******************************************

 このようなの流れの中で、教師が「調べる」「考える」ということを行っているだろうか。ひょっとしたら、考えているのは研究主任だけで、あとの教師は年に一度の研究授業を文章化しているだけではないだろうか。
 だとすれば、学校の研究は「研究」ではなくて、「実践」を報告しているだけではないだろうか。(つづく)

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