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2011年2月14日 (月)

校務用コンピュータと教育用コンピュータ 6

 色々と述べてきたが、「教師の個人用コンピュータを学校に持ち込ませない」という意見には反対である。
 たしかに、授業でコンピュータを使用した経験の乏しい教師にとっては、仮に自分所有のコンピュータが持ち込み禁止になっても何も困らないだろう。従来どおりに授業を続ければよいだけの話である。むしろ、そのような教師の方が多いのかもしれない。
 しかし、これからの教育を担う若い教師にとってはどうだろう。彼ら自身の想像力と才能が制限されることになりはしないか。ワープロ表計算ソフトとネット上の出来合のコンテンツしか使用できない「校務用コンピュータ」で授業をしなくてはならないのである。彼らにとって「教育用コンピュータとは、そのようなものだ」という認識に留まってしまうことになるだろう。

 大切なことは、「情報漏洩の危険性があるので教師個人用コンピュータを持ち込んではならない」というルールではなく、「校務用コンピュータに入れる情報と、個人用コンピュータに入れる情報を分ける」というルールである。
 具体的には、「児童生徒の個人情報(成績や住所等)」「授業時数」「計画案」「テスト問題」といった極めて公的な情報は「校務用コンピュータ」に入れることを原則とし、「教材」「学習シート」「指導案等の資料」といった教師自身の知的生産物は「個人用コンピュータ」に入れてもよいというルールである。

 コンピュータは書類作成マシンでも計算マシンでもない。教師個人の持つ自由な発想や創造性を実現する「超メディア」である。その可能性を制限してはならない。

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