活用型学力を育てる授業づくり
木原俊行著「活用型学力を育てる授業づくり」(ミネルヴァ書房)
サブタイトルは「思考・判断・表現力を高めるための指導と評価の工夫」となっている。
内容が非常に濃いのに、まず驚いた。
以下のような章立てになっている。
はじめに 活用型学力の今日的意義
第1章 活用型学力の特徴・構造とそれを育む授業のデザイン
第2章 活用型学力の育成に向けた学習参加の促進
第3章 活用型学力の育成を促し,支える教材の開発
第4章 活用型学力を高める体験的な学習
第5章 活用型学力を充実させるICT活用
第6章 活用型学力を磨くプロジェクト的な学習
第7章 活用型学力のいっそうの充実を図る学校カリキュラム
第8章 活用型学力を育てる教師たちの学び-校内研修の工夫改善-
第9章 学校を基盤とする学力向上アプローチを通じた活用型学力の育成
おわりに
木原先生の本の特長は常に整理がなされているところだと思う。
たとえば、第5章のICT活用の章では「ICT活用の整理表」というものが示されてあり、教育目標と活用の意義、活用の意図と方法を一覧にしてある。教師側が経験則やその場の瞬時の判断で行っていることの意味付けがなされている。
また、学力を五角形のレーダーチャートに示してあり、代表的な5つの型を紹介してある。学力と教育力の連関についても言及してあり興味深い。
学校の研究主任は必読の書だと思う。
久しぶりに読み応えのある教育書に出会った。
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