プレゼンからの学び 3
【参加者からの発言を共有する】
プレゼンの時に気をつけていることの一つに、可能な限り参加者から発言してもらうということがある。そのことによって、一方的な情報の伝達にならないようにするためである。絵画作品の鑑賞を行うような場合であっても、プレゼンターが解説をしてしまっては参加者は考えない。参加者自身が考えることで、児童・生徒の立場に立てるはずだ。
また、参加者の意見や感想が他の参加者の意見に影響を及ぼすことも多い。さらに、そのことによって自分自身が学ぶことも多い。鳥獣戯画について意見を交わすことによって、様々な絵画を見る視点が明らかになっていく。これが、「相互作用」であり、授業でもっとも重視しなくてはならないところだと考える。
鹿児島市立山下小学校の木田先生が「ICTの活用とは、教育論、学習指導論である。」という感想を書いておられたが、まさにそのとおりだ。(つづく)
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