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2011年8月

2011年8月18日 (木)

iPadと教育10

【Keynoteで編集する】

 いよいよiPadを使ってデジタルパンフレットの編集作業を行う。使用ソフトはKeynote。
 もともとは,プレゼンテーション用ソフトだが,ページレイアウトソフトとしても秀逸である。
 下のデジタルパンフレットは,私たちのグループで作成した「泰勝寺」。細川家の菩提寺であった泰勝寺の落ち着いた光景を見せようと試みた。ページ左下の動画をクリックすると,人物が歩きながら中の様子を紹介するという内容になっている。
Dijitalpan1

 下のものは,本研究会会長がグランプリと評価した作品「武蔵塚公園」。動画が4つも配置されてあり,中でのエピソードが分かるようなしかけになっているところが面白い。
Dijitalpan2

 編集してみて分かったことだが,いかにビジュアルに訴えるかが重要なポイントになる。文章だけではなく,そのレイアウトやフォント,文字の色も大きな要素になる。
 また,動画はその場の様子を伝えるためのものなので,臨場感が勝負になる。見ている人たちに「面白そうだな。行ってみたいな。」と感じさせる工夫が要求される。(つづく)

2011年8月14日 (日)

iPadと教育09

【取材後に構想を立てる】

 取材から帰ってきたら,構想表に文字を記入していく。

「kumajoukenworksheet.pdf」をダウンロード
 構想表に言葉を記入していくと,漠然と抱いていたことが明確になる。メディアを作る学習において,頭に浮かんだことを言葉や絵にしていくことは極めて重要な意味をもつ。また,そうすることによってメンバーが共通理解することもできる。
Worksheet1
 やはり,実際に現場に出向いて知ったことはインパクトが大きい。体験から,何を伝えるべきかということが見えてくるからである。それから,2枚目のシートに大まかなレイアウトを書いておく。

Worksheet2_2

 この後は,構想表をもとにして,実際にiPadを使って写真や言葉をならべていく。
 iPadの長所は,撮影したものをそのまま貼り付けられるところである。また,数名のグループで画面をとりかこみながら,直接指で動かせるところも便利だ。
Ipadhanashiai_3

 ちなみに,私のグループでは,レイアウトを考える二人と動画を編集する一人に別れて作業を行った。 (つづく)

2011年8月 9日 (火)

iPadと教育08

【iPad2をもって外で取材してみる】

 iPad2は初代iPadと異なってカメラがついている。この差は大きい。
 まずは,どの程度撮影できるものなのか,やってみないと分からない。

 さすがに,コンパクトデジカメのように撮影しやすくはないが,画質は悪くない。
 静止画よりも動画の画質の方が美しく感じた。
Ipad2

 シャッターボタンが下についているので押しにくいが,慣れれば大丈夫だろう。
 重さ的にも小学生でも十分持ち歩けるものになるだろう。

 便利なのは,撮影してすぐにみんなで確認できるところだ。これは,コンパクトデジカメではやりにくい。

 ひょっとしたら,iPadは,プロジェクト型の協同学習に向いているのかもしれない。(つづく)

 Ipad

2011年8月 3日 (水)

iPadと教育07

【ワークショップのゴールとKeynoteレクチャー】

 ワークショップのゴールは、デジタルパンフレットの制作。
 iPadのKeynoteを使って制作する。他のものは使わない。iPadだけで制作するのがポイントである。
 デジタルパンフレットとWEBページの違いは?という質問があったが、そもそもデジタルパンフレットなるものが存在しているわけではない。制作することでデジタルパンフレットの意味を考えていくこともこのワークショップの目的になる。

 パンフレットの目的は、多くの人々に「熊本市のよさ」をアピールすることである。
 取材の場所は以下のところに限定した。

(1)立田山周辺の取材

(2)熊本市の記念館の取材

 熊本市内に住んでいるものでも案外と知らない「穴場」的なところである。
 しかも、小中学校の見学や取材などの教材ともなりえるところである。

 Keynoteの使い方については副会長からレクチャーがあった。
Keynote2

 指だけで操作することに慣れていないので、修得するまでにちょっと時間がかかりそうだ。(つづく)

2011年8月 2日 (火)

iPadと教育06

【熊大情報教育研究会+D-Project 夏の一日研修会2】

 休憩の後にワークショップの目的についての説明。
 概要は以下のとおり。

***************************************
 ワークショップを何度となく重ねてきたが、あらためてワークショップの意味について考えたい。

【知識基盤社会 Knowledge based Society】
 新学習指導要領解説総則編で書かれているように、21世紀は、新しい知識・情報・技術が政治・経済・文化をはじめ社会のあらゆる領域での活動の基盤として飛躍的に重要性を増す、いわゆる「知識基盤社会」の時代であると言われている。私たちは教育者なので、その時代を生きていける人材を育てなくてはならない。

【イノベーション Innovation】
 そのような知識基盤社会の中で「イノベーション」という言葉がよく聞かれるようになった。これは「新しい技術や考え方を取り入れた社会的変化」のことである。コンピュータやネットワークが登場したことによって、社会が大きく変化したように、21世紀は新しい技術や考え方がますます重要になってくる。

【知識基盤社会で必要とされる人材】
 知識基盤社会で必要とされる人材とは「イノベーションを絶え間なく創造できる人材」である。たとえば、スティーブ・ジョブズ。彼が提案したiPod、iPhone、iPadは、音楽の買い方から聞き方、人とのコミュニケーションのあり方まで変化させた。決められたことを決められたように行える人材ではなく、常に新しい知識や技術を取り入れて発展させていく人材が必要なのである。

【知識基盤社会で必要とされる知識や技術】
 では、知識基盤社会で必要とされる知識や技術とは何だろう。高度に専門化され複雑化した社会においては、個人で知識や技術を網羅することはもはや不可能である。コンピュータにしても、ハードとソフトの専門家が力を合わせなければ作ることはできない。専門的な素養・能力を備えた異なる知識・方法論をもつ人々が集い、チームとしての力を最大限に発揮することが重要になってきている。

【Knowledge-Integration Community】
 したがって、様々な構成員が、それぞれの知識や能力を発展させつつ、全体としての知的・社会的・文化的な生産性を推進させるコミュニティーとしての役割を企業や学校が担うようになってきた。本研究会もまた、Knowledge-Integration Communityと言えるだろう。様々な知識や能力をもつ人々が集まり、発展させていく会だからだ。

【学習観の変化】
 学校教育における学習観もまた変化してきた。「知識を受動的に記憶する学習」も必要ではあるが、それだけでは新しい知識や技術を取り入れていく力にはならない。社会は常に変化しているからだ。したがって、「学習者が他者との相互作用を通じて知識を構成してく学習」(社会的構成主義による学習観)が重要視されてきた。そのような学習のあり方を教師自らが体験的に身に付けることに、ワークショップの本当の意味がある。

【なぜ、iPadワークショップなのか】
 では、このワークショップではなぜiPadを使うのか。先日発表されたPISA調査によるデジタル読解力においては、19カ国の参加国の中で日本は4位であった。それはよいとしても、「マルチメディアの作品を作れるか」「国語・理科・数学の各授業においてコンピュータを使用しているか」という設問では日本はいずれも最下位。日本の子どもたちは学校の教科学習においてコンピュータをあまり使用していないという結果が報告された。

Keynote1_2

 日常的な教科の学習のたびに、コンピュータ室に行く必要はない。iPadのような携帯情報端末では授業のほんの一部で使用することが可能なので、むしろ日常の学習ではこちらの方が使用しやすい。今後は、コンピュータ室でのコンピュータ使用と普通教室での情報端末使用の使い分けが進んでいくであろう。

 だから、このワークショップではあえてコンピュータを使わずに、iPadだけを使うことによって「iPadでできること」「iPadでできないこと」を明らかにしたい。ワークショップのテーマは「iPadを使いこなそう」ではない。「iPadでどこまでできるか」である。(つづく)

2011年8月 1日 (月)

iPadと教育05

【熊大情報教育研究会+D-Project 夏の一日研修会1】

 7月30日(土)に熊大情報教育研究会+D-Project 夏の一日研修会が開催された。
 場所は熊本大学くすの木会館。休日にもかかわらず、熊本県内外から約30名が参加。
 テーマは「iPadでどこまでできるか?」である。

 まずは、4人のiPad達人からのレクチャーでスタート。

Tatsujin1
 一番目の達人は、iPad周辺機器と情報機器との接続の話が中心であった。どちらかといえばハードよりの話題であったが、はじめての人には極めて重要な内容であった。

Tatsujin2
 二番目の達人は、学校での活用。「フルフルポッキー」や「5分歯みがき」などのiPadならではの活用術が印象に残った。学校生活がなんだか楽しくなるような内容なので、iPadを使ってみたくなるから面白い。

Tatsujin3
 三番目の達人は、ビデオや交流での活用。特に他の学校と簡単にテレビ会議ができてしまうことが驚きであった。ほんの数年前までは専用の機械を必要としていたことが、iPad1台でできてしまうのである。

Tatsujin4
 四番目の達人は、アプリケーションの活用。膨大な数のアプリケーションの中から役立ちそうなものを次々に紹介してもらった。iPadで役立つアプリケーションを知る機会がなかっただけに非常に役立つ内容であった。

 4人の達人ともに活用のこだわりが違うところが面白い。同じiPadであっても人によって使用方法も異なる。だから、一緒に集まって学ぶ意味がある。(つづく)

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