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2011年10月30日 (日)

ICTの「活用」とは何か 5

【続続:ICTを使ってダメだった授業】

3、おざなりな板書の授業
 授業者の意識が電子黒板ばかりに向いてしまい、黒板がいいかげんな使われ方がされているような授業である。これは案外と多い。黒板には少ししか文字が書かれていなかったり、子どもたちの発言を書きとどめなかったりするような授業である。場合によっては、学習課題も書かれていないことがある。
 そもそも、教室前面に設置されている黒板は、学習者にとっては重要な視覚情報である。面積を比較しても、黒板の方が圧倒的に電子黒板よりも広い。
Bansho1_3
 ICTを活用するには、どのような情報をどのように学習者に提示するかということを考えなくてはならない。
 たとえば、国語の授業においては、以下の例のように電子黒板と黒板を使い分けてみてはどうだろうか。
Bansho2_2
 可変性が高い電子黒板には、考えるための根拠としての教科書本文を提示する。
 可変性が低い黒板には、1時間ずっと継続して提示すべきものとして、学習課題や子どもの発言を提示するといった具合である。

 授業は一局面で評価されるものではなく、一単元もしくは一時間の総体として評価されるものである。もしも、電子黒板ばかりを使って黒板を使わないとしたら、双方の特性を生かし切れていないことになるのではないか。(つづく)

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ICTを活用した授業」カテゴリの記事

コメント

>授業者の意識が電子黒板ばかりに向いてしまい、
>黒板がいいかげんな使われ方がされているような授業である。
>これは案外と多い。黒板には少ししか文字が書かれていなかったり、
>子どもたちの発言を書きとどめなかったりするような授業である。
>場合によっては、学習課題も書かれていないことがある。

このご指摘にドキッとしました。
私の授業をどこからかのぞいていらっしゃったのかと思うほどです。
まさに、私の授業、板書はこんな感じです。
今日は、板書を意識して授業を進めました。
これからもしっかり板書を意識し、大事にしていきます。
ありがとうございました。

なべたけ先生、コメントありがとうございます。
これは、私自身の失敗の経験です。
どうしても、新しい道具の方に目がいきがちですからね。
大事なことは、トータルで視覚情報を操れる授業技術だと思っています。
今後ともどうぞよろしくお願いします。

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