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2011年10月18日 (火)

学校の研究はなぜ実践報告になってしまうのか 13

 シリーズ12からずいぶんと間があいてしまったので、振り返ってみることにする。
 課題は、A組のテストの平均点とB組のテストの平均点は同じ70点なのだが、二つの学級の生徒は同じ学力を有していると言えるかということだ。
Tokuten_3

 そこで、それぞれの得点を以下のように分けて人数を数えることにしてみよう。

31点以上40点以下
41点以上50点以下
51点以上60点以下
61点以上70点以下
71点以上80点以下
81点以上90点以下
91点以上100点以下

 31点以上にしたのは、最低点が38点だからである。
 この区分を「階級」とよぶ。
 今度は、それぞれの階級の人数を数えてみると以下のようになる。

                A組の人数       B組の人数
31点以上40点以下      0             4
41点以上50点以下      0             4
51点以上60点以下      3             2
61点以上70点以下      5             0
71点以上80点以下     11             1
81点以上90点以下      1             0
91点以上100点以下     0             9

 この「人数」のようなデータの件数を「度数」と呼ぶ。
 階級に対する度数を集計した表を「度数分布表」と呼ぶ。
 これをグラフにすると、それぞれのクラスの学級の特徴が明確になる。

Akumitokutenbunpu
Bkumitokutenbunpu
 このようなグラフを「ヒストグラム」と呼ぶ。
A組の生徒は71点以上80点以下の階級が最も多い。成績に差が見られないといっていいだろう。一方、B組の生徒は点数が低い生徒と非常に高い生徒が極端に分かれている。成績に相当な差があると見られる。

 度数分布表もヒストグラムも 「そんなことは知っているよ」と言う人も多いだろう。しかし、自分の学級のテストの得点をヒストグラムにしている教師はどれほどいるのだろう。

 件数を一々数えていては膨大な時間がかかってしまう。しかし、エクセルの関数を使えば簡単に度数分布を調べることができる。 (つづく)

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