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2011年11月 2日 (水)

熊大情報研10月例会 その2 授業を見る視点

 「学習過程の構造」「視覚情報の構造」と書くと何だか難しそうだが、単純に学習活動とスクリーン+板書の内容を図にしたものにすぎない。
 たとえば、学習過程の構造は以下のようになる。二人の授業は、すっきりとしてまとまっており、発問や指示も的確だ。大久保先生の授業は、45分の授業であれば完璧な流れだと思う。高木先生の授業は実にシンプルで10分の模擬授業では適当な課題だ。
Jouhouken111029kouzou001
 視覚情報の構造は以下のようになる。
Jouhouken111029kouzou002
 大久保先生の授業においては、「スライドの映像」「うれしかったことの事柄」「困ったことの事柄」「友達と仲良く遊ぶための考え」が情報として提示される。10分の模擬授業であれば情報量としては多いだろう。
 高木先生の授業の難しいところは、これに「聴覚情報」としての「音楽」が入るところである。その「聴覚情報」を「視覚情報」に置き換えて考える場面を設定してあるので、その「手立て」が重要なポイントとなる。授業では「お菓子を並べる」という活動になったが(苦肉の策として)、実際は、色カードなどを使うところだろう。そう考えると、スクリーンに映し出す情報としては、聴覚情報と視覚情報をつなぐ画面が必要になる。たとえば、1番目の音楽のときは青、2番目の音楽のときは緑、3番目の音楽のときは赤、といった具合である。子どもたちはそれと全く同じ色を机上に並べながら考えることになる。黒板では、子どもたちが考えた「並べ方」を示すことになるはずだ。そう考えると、スライドに映し出された「3つは1つ!」「ノルウェー舞曲2番 もど通りにできる?」といった学習課題は、むしろ黒板に「書く」べきだったのだろう。
 電子黒板やスクリーンを使っていくと、その役割が明確になっていく。それと同時に、黒板しか使っていなかったときには気づかなかった「黒板の役割」もまた明確になっていく。

 「授業の流れ」とそれを進めるための「情報」を構造として考えてみると、授業の分析が行いやすい。

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