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2011年12月16日 (金)

「情報教育」は行われているのか?その2

【小学校社会科5年】

 学習指導要領小学校社会科の「内容の改善」には次のように示されている。

 我が国の情報産業などの様子と国民生活との関連に関する内容については,これまでの「我が国の通信などの産業」を「我が国の情報産業や情報化した社会の様子」とし,「これらの産業(は国民の生活に大きな影響を及ぼしている)」を「情報化の進展(は国民の生活に大きな影響を及ぼしている)」と改めた。 また,これまでの「これらの産業に従事している人々の工夫や努力」を「情報化した社会の様子と国民生活とのかかわり」と改めた。なお,内容の取扱いにおいては,これまでの「放送,新聞,電信電話などの中から一つを取り上げるものとする」を「放送,新聞などの中から選択して取り上げること」と改めるとともに,情報化した社会の様子と国民生活とのかかわりについての事例の取り上げ方として,新たに「情報ネットワークを有効に活用して公共サービスの向上に努めている教育,福祉,医療,防災などの中から選択して取り上げること」を加えた。

 以下のように学習内容に「情報産業や情報化社会」として位置付けられたことになる。

(4) 我が国の情報産業情報化した社会の様子について,次のことを調査したり 資料を活用したりして調べ,情報化の進展は国民の生活に大きな影響を及ぼしていることや情報の有効な活用が大切であることを考えるようにする。

 したがって学習内容は次の2点に大きく分けられる。

ア 放送,新聞などの産業と国民生活とのかかわり
イ 情報化した社会の様子と国民生活とのかかわり

 その視点で新しい教科書を見て見ると、明らかに変化している。
 日本文教出版の「小学生の社会5下」では、「わたしたちのくらしと情報」として、情報産業として新聞、ネットワーク社会の様子も示されている。面白いのは、調べたことをまとめる方法として、「校内ニュース」や「インターネットについての討論会」が紹介されているところだ。
 同じく「小学社会5年下」では、「情報を伝えるテレビ」、情報化社会の中の医療やコンビニが紹介されている。最後は「ルールをまとめよう」という活動が紹介されている。
 光村図書の「社会5」では「情報とわたしたちのくらし」として、情報産業としての新聞、コンピュータやネットワークを活用したコンビニの様子なども示されている。まとめる方法としては、取材をして新聞をつくる活動が紹介されている。
 教育出版の「小学社会5下」では、「くらしを支える情報」として、情報産業としての放送(テレビ)、図書館やインターネットなども盛り込まれている。最後は学習したことを「パソコンレポートを作ろう」という活動でまとめられている。
 東京書籍の「新しい社会5下」では、「情報化した社会とわたしたちの生活」として、情報産業としての「テレビの情報」をとりあげてメデイアの特長などにも言及している。情報ネットワークを生かした医療やコンビニなども示されている。最後は「ホームページをつくろう」といった活動だ。

 問題は、これらの学習が「調査したり、資料を活用したりして調べて」行われているかどうかということだ。教科書を読んで意見を述べてノートにまとめるような活動で終わっているとしたら、学習指導要領の趣旨から外れることになる。
 新しい学習指導要領では、調べる方法としてのコンピュータの活用にも言及しているのである。(つづく)

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