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2012年4月27日 (金)

教師のための思考術 27

 「これからの子どもたちにはキーコンピテンシーを身に付けさせよう」と考える前に、「まず自分自身が身に付けよう」と考える方が面白い。その方がキーコンピテンシーの概念を掴みやすい。

 さて、もうちょっと「道具を相互作用的に使用できる能力」について考えてみる。そもそも、「相互作用的に使用する」ってどういうことなのだろう。「相互作用」は、カタカナでは「インタラクション」と記され、「interaction(英)」の訳語である。言葉をそのままに解釈すると「相互に影響を及ぼし合うこと」となる。こちらが、何かの行動をおこすと、相手から何かの反応が返ってくるといったことだ。具体的には「対話」の場面がそうだろう。ここ数年、「対話」が学習のキーワードになっているが、人間は、内的な情報と外的な情報との相互作用によって思考するという「相互作用的思考論」に依拠したものである。

 「キー・コンピテンシーの定義と選択【概要】」から引用させていただきたい。

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カテゴリー1 相互作用的に道具を用いる

 グローバルな経済や情報社会の社会的専門的な需要として求められているのは、コンピュータのような物理的な道具(tool)と同様に、言語、情報、知識といった相互作用のための社会文化的な道具の熟達である。
 相互作用的な道具の活用において求められているのは、(たとえば、文章を読む、ソフトウェアを使用するなどのように)それを使いこなすために必要な技術的なスキルとその道具を自由に使うこと以上のものである。人々には、知識や技術を創造し、応用することが期待されている。求められているのは、道具それ自体に親しむこととともに、人が世界と相互作用する方法を道具がどのように変化させるか、またいっそう大きな目標を達成するためにどのようにいつも使うことができるかを理解することである。この意味で、道具は、単なる受動的なメディア装置ではなく、その人の周りの環境とその人が積極的な対話を行う装置なのである。
「キー・コンピテンシーの定義と選択【概要】」(ドミニク・S・ライチェン ローラ・H・サルガニク編著 立田慶裕監訳「キー・コンピテンシー」(明石書店)より)
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