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2012年5月11日 (金)

教師のための思考術 37

【研究のための思考術 5】

 次に「計画的に記録する力」について述べる。
 これは、「一過性のものではなく、問題解決のために計画的・継続的に、数値、文章、映像等で記録をしていく力」である。
 たとえば、「情報活用能力の育成」のための評価規準を作成し、それに基づいた授業実践を行った場合に、それが効果的であったかどうかを検証しなければならない。そのためには、学習者の技能、認知、情意等を数値化したり、授業者自身が授業の省察を行い文章化したりしていく力が求められる。しかも、それらが継続的に行われるようにするために、効率的に実行される「仕組み」をつくる必要がある。
 「仕組み」については、もっと具体的に述べてみよう。たとえば、毎時間毎に児童生徒が記入する自己評価カードに「やる気をもって学習しましたか?」「グループ内でよく意見を交わしましたか?」「自分の考えをしっかりもちましたか?」といった評価項目をもうけることによって、「学習意欲」「協同思考」「個人思考」の毎時間毎の変化の記録ができるようになる。当然、統計的なデータにもなる。また、こまめにビデオカメラ等で学習の様子を撮影しておくと、具体的な児童生徒の姿を映像として残すことができる。さらに、授業が終わったら、その日のうちに教師の視点で省察し個人のノートやブログに文章化して残すといったことも効果的である。その時の「気付き」が後々の考察に役立つからである。
 とかく学校現場は忙しいので「授業のやりっぱなし」になりがちだ。「仕組み」をつくることで、計画的・継続的な記録が可能になる。(つづく)

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