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2012年5月 6日 (日)

教師のための思考術 32

【カテゴリー3 自律的に活動する能力】

 このコンピテンシーも三つに分類される。
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コンピテンシー3A:大きな展望の中で活動する能力
 このキー・コンピテンシーが個人に求めるのは、自分の行為や決定をいっそう広い文脈で理解し考える力である。つまり、自分たちが他のものとどのように関係しているかを考慮すること、たとえば社会的なルールや社会的、経済的な組織、そして過去に起こった出来事との関係を考えることが求められる。人は、自分自身の行為や決定がこうした広い図のどこにどのようにあてはまるかを知る必要がある。
 (中略)

コンピテンシー3B:人生計画や個人的プロジェクトを設計し実行する能力
 このコンピテンシーは個人の活動計画を考えるために役立つ。自分の実践をまとまった物語と見なし、バラバラになりがちな人生について、変化する環境の中でそこに意味と目的を与えることが求められる。
 (中略)

コンピテンシー3C:自らの権利、利害、限界やニーズを表明する能力
 このコンピテンシーは、高度に制度化された法的な事項から、個人的な利害の主張を含む日常的な事例にいたるまでの広い状況で重要となる。多くの権利や要求は法律や契約が作られ擁護されているが、他の人々のものと同じように個人がその権利や要求、利益を知って自ら評価し、また積極的に主張して守るのは、最終的には個人次第である。(中略)

「キー・コンピテンシーの定義と選択【概要】」(ドミニク・S・ライチェン ローラ・H・サルガニク編著 立田慶裕監訳「キー・コンピテンシー」(明石書店)より)
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 自分が社会の中にどのように関係しているのかをよく理解し、人生のプロジェクトを設計し実行していく力を指すのだろう。その場合、個人の権利や要求、利益の評価を行いながら主張していくことも求められる。
 教師の場合、「教師としてどう生きるか」と捉えてもよいし、もっと幅広く「自分は人生のゴールをどう定めて生きるか」と捉えてもよい。要は、漫然と生きるのではなく、「自分の人生の目的」を見つけて実行していく力だと考えるとよいだろう。

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