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2012年9月15日 (土)

授業におけるICTの活用とは? その4

 言語は、一つ一つの意味をもつ言葉を自由に組み合わせることで、抽象的な概念を操作できるという長所をもつ。しかし、情報の発信者と受信者に共通のコードがなければコミュニケーションが成立しないという短所もある。
 一方、「音」や「音楽」は、受信者の情感に直接うったえることができ、共通のコードがなくてもコミュニケーションが成立するという長所がある。「音楽は世界の共通語だ」などと言われるのはそのためである。しかし、目に見えず次々に流れていくので、楽曲の検討をすることが難しいという短所もある。たとえば、「ここでリズムが変わった」「旋律がかけあっている」といった「音楽の要素」に気づかせるためには、聴覚情報だけで学習者に理解させるのは困難である。
 そこで視覚情報としての「楽譜」が使われることになる。楽譜があれば「今流れている音楽」と譜面との位置を対応させることができるので、検討も可能になるからである。
 しかし、音符は「言語」に近いために、共通のコードが必要になる。これが、学校での音楽鑑賞の指導を難しくしている要因でもある。楽譜がよく読めない学習者にとって、楽譜は理解できない情報なのである。
 もっとも、「音楽の要素なんて気づかせずに、子どもたちが音楽に浸って、自分なりに味わえばよいのではないか。」という意見もあるだろう。生活の中での「音楽鑑賞」であればそれでもかまわない。だが、学校での「音楽鑑賞指導」となると話は異なる。

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