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2012年9月25日 (火)

授業におけるICTの活用とは? その7

【ICT活用による授業設計方略の変化】
 少し話が変わるのだが・・・。
 ICTを活用することで授業設計方略は変化すると思う。
 たとえば、電子黒板やデジタルテレビが授業の道具として入ったことで黒板の役割がより鮮明になったということはあるはずだ。これらの投影装置は、変化のある映像を提示したり、教材の一部を拡大投影したりできる。これは、従来の黒板ではできなかったことだ。一方、黒板にしかできないこともある。たとえば、学習者の意見を整理して記録したり、地図や絵などの静止画を常時提示したりすることである。黒板しか使えないときは、黒板の役割をそれほど意識しないが、別の道具が加わることで、双方の利点を生かすようになる。これは、ICTを活用することで、授業者側の授業設計の方略が変化することを意味する。
 具体的な授業の場面で考えてみよう。国語科デジタル教科書を使えば、教科書の中の一部を拡大して投影することが可能となる。拡大して投影するということは、拡大しない部分を隠すことにもなる。これは、教科書見開きに書かれている情報を、限定して提示している状態である。つまり、紙媒体ではできなかった「情報の制御」が可能になる。
 この機能を使えば、発問も変化する。たとえば、「物語を作ろう」(5年)で掲載されている複数の写真の中に一枚だけを選んで、学級全員で物語をつくることもできる。また、「鳥獣戯画を読む」(6年)では、挿絵の絵だけを拡大投影して、「何をしている絵なのか」を話し合うこともできる。デジタル教科書で提示したものを根拠として、学習者の意見を黒板を使って整理するといった授業の流れになるはずだ。(つづく)

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