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2013年1月15日 (火)

教師の成長・発達とは何か その4

 誰かの実践を追試していた頃に比べると、まだ誰もやっていない授業実践をどきどきしながらやっていた頃の方が記憶に残っている。
 今回、同窓会に集まってくれた教え子たちも、その頃の子どもたちだ。

 失敗しない授業よりも、成功するか失敗するか分からないような授業のほうが自分にとっては魅力的だった。もちろん、失敗もあった。うまくいかない場面も多々あった。
 しかし、そこから学んだことも多かった。たとえば、協同学習においては課題のレベル設定が重要な要素となる。難しすぎてもダメだし、優しすぎてもダメだ。難しすぎると、子どもたちはあきらめてしまうし、優しすぎると「出来る子」がすべて解決してしまう。外国との交流のために日本の昔話を協同紙芝居版画にしたり、外国人留学生のために英語でプレゼンテーションをしたりといった活動は子どもたちの活動を活性化させていった。そのような、「全員が自分の役割を意識して力を合わせながら解決していくような課題」が有効に働いていくのである。
 こういったことは「経験知」として自分の中に蓄積されていったように思える。追試では、そのような実感は伴わなかっただろう。もっとも、追試が不要であるということではない。追試しながら、発問の効果や授業構成の技術を学んだことは間違いない。しかし、それだけでは不十分だ。試行錯誤しながらオリジナルなものを創り出して、そこから知見を得ることは、自分の授業の改善につながっていくからである。
 さらにおもしろいことは、それから理論書を読むと、ぴったりとつながっていくことだ。たとえば、ヴィゴツキーの「発達の最近接領域」の理論。書かれていることがストンと腑に落ちたのである。
(つづき)

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