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2013年1月21日 (月)

教師の成長・発達とは何か その8

 9月に野口芳宏先生の授業を参観させていただいた。
 ここで面白いのは、参観した側の多くの参加者の感想を大別すると三種類あったことだ。

 まず第一の種類の感想は「方法論だけを学ぶタイプ」である。
 たとえば、「ノートに○×をつけさせる方法を真似したい。」とか「子どもの頭をなでながらほめていたことを取り入れたい。」といったことを論じるタイプだ。若い教師の感想はこれが多い。自分にとって便利そうな方法論だけを取り入れようとする。この場合、違和感のあった方法論についてはどう考えているのだろう。

 第二の種類の感想は「自分の授業観で評価するタイプ」だ。
 たとえば、「教師主導型の授業で時代に合わない。」とか「指導すべきことをしっかりと指導されていて良い授業だ」といったものだ。これは、ある程度経験のある教師に多い。自分の授業観に合わないと否定し、合えば肯定する。代案を考察できればよいが、単なる評論になりやすい。

 第三の種類の感想は「行為の意味を考えるタイプ」だ。
 たとえば、「なぜ、授業者は少人数による話し合いをしないのだろう。」「あえて挙手指名型にしているのはなぜだろう。」といった疑問をもちながら、その意味を考えるものだ。野口先生のレベルになると、授業の中に「自分の主張」がこめられている。疑問をもって考察することで、その主張が見えてくる。

 自分が抱いている「授業の感想」がどのタイプにあたるかを自問自答してみると面白い気がする。
 そして、今回の感想の中には見られなかったが、もう一つの種類があるのではないだろうか。それは、授業を構造化して見るということだ。(つづく)

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