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2013年6月24日 (月)

実践研究入門 12

【基本仮説と作業仮説】
 一般的な学校の研究において「研究の仮説」として設定しているものを、あらためて見つめ直してみよう。

 西田雄行氏は次のように述べる。

 基本仮説は疑問や研究問題から抽出されてくる仮説のことである。作業仮説は基本仮説から推論によって出てくる仮説のことである。したがって、この作業仮説を設定することによって、次の段階である検証計画が立つのである。もし、作業仮説を検証する技術や道具がないとすれば、作業仮説はもちろんのこと、基本仮説も検証できず、この研究問題に対し、イエスもノーも答えられないのである。
        西田雄行著「学校現場における実証的な教育研究の進め方と論文の書き方」(東洋館出版)

 たとえば、学習者のPISA型読解力が低いという問題について仮説を考えてみる。
【観察】 学習者のPISA型読解力が低い。
【リサーチクエスチョン】 学習者のPISA型読解力を高めるにはどうしたらよいか。
【基本仮説】 協同的な学習を効果的に取り入れることで、様々な考える視点が身につきPISA型読解力を高めることができるだろう。
【作業仮説】 PISA型読解力の向上を授業前の授業後のグラフの読み取り調査で検証する。
 以下の取組を授業に取り入れることによって、授業後のグラフの読み取り能力が高まるだろう。
 (1)学習者が協同しなくては解決できないような課題の設定
 (2)学習者が協同して活動できるような場の設定

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