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2013年6月26日 (水)

実践研究入門 13

【現実を説明するための論理】

 学校の研究で足りないものの一つに「現実を説明するための論理」がある。
 論理を作るための方法としては、現実が起きたその原因を深く考えることだ。
 伊丹敬之氏は次のように述べる。

 「深く」とは、別な言葉で言えば、「なぜを三回、問うてみる」と言えるだろう。
       伊丹敬之著「創造的論文の書き方」(有斐閣)

 たとえば、次のような現実があったとしよう。

 国語の新聞制作の時間に子どもたちはデジタルカメラを使用して意欲的に活動した。

 (これをそのまま記述してある論文も多い。)

 まず、「なぜ、デジタルカメラを使用して意欲的に活動したのか」と自分に問いかけて、答えを考える。

 (1) 写真があると、子どもたちは文章をスムーズに書けるから。

 次に、「なぜ、写真があると子どもたちはスムーズに書けるのか」と自分に問いかけて、答えを考える。

 (2) 撮影した段階で子どもたちは、書く内容を考えていたから。

 さらに、「なぜ、子どもたちは書く内容を考えていたのか」と問いかけて、答えを考える。

 (3) 撮影するという行為によって、子どもたちは現実に意味付けをしているから。

 このように、「なぜ」を3回繰り返すと現実の説明らしいものが見えてくる。

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