実践研究入門 14
【仮説を検証するための証拠】
学校の研究では、この「証拠」を示すのが難しい。
よく見られるものとして、学習者の意識調査を1学期と2学期で比較したグラフがある。
たとえば、「みんなで話し合う学習は好きですか。」といった問いに対して、「『大好き』『好き』と答えた児童が6月は46%だったのに対して、11月では53%になっていた。」といったものだ。研究の仮説を検証するための証拠になっていれば問題はないが、そうでない場合は、説得力に欠けるものになる。
伊丹敬之氏は「三つの証拠」として次のものを示している。
○データという証拠
○厚い記述という証拠
○論理という証拠
伊丹敬之著「創造的論文の書き方」(有斐閣)
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