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仕事術

2012年6月 5日 (火)

教師のための時間術 13

【思考する時間を確保する】

 静かにじっくりと思考する時間は極めて重要である。
 文章を書くことで、それが可能になる。
 文章を書いていて面白いのは、新しい発見があることである。今までなんとなく考えていたことが、文章にしていくうちに明確になっていく。書いた後に、「自分はこんなことを考えていたのか。」と驚くことが多い。
 文章を書くことは、まさに思考することそのものである。

 しかし、学校にいる間は、この作業ができない。
 だから、学校にいる時間は極力少なくした方がよい。
 かといって、自宅で文章を書くことができるかといえば、そうでもない。テレビや電話の音、人の話し声といった雑音が入っていては集中できない。
 そこで、朝の静かな時間の中で「思考する時間」を確保するのである。

2012年6月 2日 (土)

教師のための時間術 12

【相手の時間を大切にする】

 話が長い人がいる。
 スピーチが長い人。
 打ち合わせの時間がやたらに長い人。
 電話でのおしゃべりが長い人。
 このような人たちは、相手の時間を奪っていることに気がつかないのだろう。
 以前、あるパネルディスカッションで、一人10分と決められていたにも関わらず、15分もしゃべったパネリストがいた。その結果、次のパネリストは5分しかしゃべることができなかった。このような「話の長い人たち」と一緒に仕事をするとリズムが狂ってしまう。

 だから、自分がそうならないように、極力相手の時間を意識して話すようにしている。スピーチは決められた時間に終わるように事前に何度か時間を計っておく。打ち合わせの時間は最初に伝えておく。短くてよければ5分で済むこともあるし、長くても15分くらいで終わらせるようにする。電話は要件のみを伝える。
 大切なのは自分の時間だけではない。相手の時間も同様に大切なのである。

2012年5月31日 (木)

教師のための時間術 11

【「忙しい」を言わない】

 「忙しい」とさかんに言う人がいる。
 「現場は忙しい」「学校は多忙化している」という具合である。もちろん,忙しいのは分かっている。問題は,それを言うことが「何かをしない理由」になってしまっていることだ。
 たとえば,こんな感じである。
 「学校は多忙化しているので,校内研修ができない。(→だからやらない)」
 「現場は忙しいので,研究授業は負担になっている。(→だからやらない)」
 「私はこんなに仕事を抱えています。大変なんです。(→だからやらない)」
 「忙しい」のは自分の外に責任があるという考え方なのだろう。
 だから,私はあえて「忙しい」ということを口に出さないことにしている。「お忙しいでしょ。」と言われたら,わざと「いえいえ。ひまでひまでしかたがありません。」と冗談交じりに答えることにしている。仕事を依頼されたら,可能な限り,その時点でスタートする。本当にできないときは,理由を述べて断る。
 「忙しいから仕事をやらない」のではなく「忙しいから効率的な方法を考える」ほうが,よほど自分の人生に役立つ。「私って忙しいんです。大変なんです。私に仕事を頼まないでください。」とアピールしている人にはいつまでたっても進化は起こらないだろう。

2012年5月30日 (水)

教師のための時間術 10

【細切れ時間にやることを決めておく】

 細切れ時間とは,数分,数十秒の短い時間を言う。
 こんな時間は山ほどあるだろう。たとえば,バスや電車,飛行機などを待っている時間や電話の相手が出るまでに待っている時間などがそうである。こんな時間でも最初からやることを決めておくと時間を効率的に使える。
 バスや電車を待っている間は,必ず読書をする。飛行機を待っている間は,コンピュータのファイルの整理をする。最初から決めているので,すぐに作業を始められる。特にコンピュータのファイル整理は,数分間でもやっておくと,かなり使いやすくなる。
 電話の相手が出るまでには,メールのチェックをしたりWEBサイトのチェックをしたりしておく。特に学校の教師に電話をかける場合は,教師が電話から離れている場所にいることが多いので待たされることが多い。数十秒でも案外と長く感じられるものだ。その時間がもったいない。

 このように書くと,余裕のない生活のように感じられるが,実際は逆である。読書をするためにバスや電車を待つ,メールのチェックをするために電話をかける,と考えればよい。

2012年5月29日 (火)

教師のための時間術 9

【仕組みをつくる】
 私は怠け者である。
 自分自身の「努力」や「根性」というものを一切信用していない。医者から「脂肪肝になっているから適度な運動をしなさい」と言われて,ちょっとだけジョギングしたが長続きしない。先輩から「筋トレは大切だよ」などと言われて,ちょっとだけダンベルトレーニングをしたが,やはり長続きしない。忙しいと,ついつい運動は後回しになるものだ。

 そこで,運動をする「仕組み」を取り入れることにした。努力や根性とは無関係に,運動をせざるをえない「仕組み」をつくるのである。たとえば,通勤は,自動車を一切使わなくして,自転車通勤に変更した。そうすると,1時間以上は運動せざるをえなくなる。また,ダンベルトレーニングビデオを10分の動画にしてコンピュータで再生できるようにした。そして,午前6時からテレビのニュース番組を見ながらトレーニングする。そうすると,情報収集と筋トレが一度にできる。このコンピュータを使ったトレーニングは想像以上に簡単なので,別の10分間筋トレ動画を作成して入浴前に実行している。それが終わらないと入浴できない「仕組み」だ。
 そんなことでも続けていくと,不思議なもので「習慣化」されていく。毎日,自転車に乗ったり,筋トレをやったりしないと,なんだか落ち着かなくなってしまう。歯を磨かないと気持ちが悪いのと同じだ。結局,2年間で体脂肪率は正常値になった。

 多忙だと不健康な状態に陥りやすい。健康な状態を保つためには,適度な運動をするしかない。その時間を生み出す「仕組み」をつくることも,重要な時間術だと思う。(つづく)

2012年5月28日 (月)

教師のための仕事術 8

【朝型人間になる】

 いつの頃からだろう,完全に朝型人間になっている。起床は午前2時50分。顔を洗って,軽い食べ物を用意して書斎に入るのが午前3時ちょうどである。それから3時間はまるまる自由に使える。
 テレビも電話もないので集中して仕事ができる。もっとも,教材研究にしても読書にしても半分は趣味のようなものだから「仕事」という意識はさらさらない。
 朝型の良い点は,時間が限られているところだ。午前6時までにあらゆることを仕上げなくてはならない。以前,毎日,英語活動の指導案とそのためのピクチャーカードを作成したことがあった。毎日の指導案作成だけでも頭を使う作業であったが,ピクチャーカードのためのイラストを描くのも手間暇のかかる作業であった。しかし,朝の限られた時間であったがゆえに「締切効果」があらわれてなんとか,その日に使う分は作成することができた。最終的には,指導案が140枚完成した。すべて実証的に授業で使用されて改良されたものだ。また,ピクチャーカードは600枚できた。このような仕事は朝だったから可能であったのだろう。夜型だったらとてもできなかった。
 朝は,十分眠って脳もすっきりしているので,思考力もよく働く。子どもが小さいうちは,子どもと一緒に寝て,自分だけ早起きすれば良い。朝は知的生産に適している。(つづく)

2012年5月27日 (日)

教師のための時間術 7

【教材研究は自宅で行う】

 これは賛否両論あるだろうが,基本的には教材研究は自宅で行うことに決めていた。「学校で行うこと」は,「学校でしか行えないこと」に限る。たとえば,教室設営や同僚との打ち合わせ,体育や図工などの用具の確認といったことである。
 国語や算数の教材研究といった「自宅でも行えること」は,徹底して自宅で行う。自宅でやった方が効率が良いからである。なおかつ資料も豊富にあるし,電話もかからずに静かである。集中して教材を読み込んだり,指示・発問を考えたりすることができる。そして何よりも「授業の振り返り」ができる点が最大のメリットだ。授業をやってみて学んだことは,わずかながらもブログに記録していった。そのことが常に授業の改善を行うという態度を培っていったと思う。(蛇足だが,そのブログのアクセス数を調べてみると,日曜日に読まれていることが多いことが分かった。教材研究に熱心な教師は日曜日に自宅でまとめて教材研究をしているのだろう。)
 放課後の職員室に残って教材研究をやっていると,どうしても「明日の授業の準備」に追われてしまいがちになる。教材研究とは「授業の準備」だけではない。「授業の反省」も含めて教材研究なのである。(つづく)

2012年5月24日 (木)

教師のための時間術 6

【15分を1ユニットと考える】

 ある程度まとまったことをやるためには,15分程度は必要だろう。たとえば,このブログのようなちょっとした文章を書いたり,本を読んだりすることだ。逆に言えば,15分もあれば,色々とできる。
 教師の場合,読まなくてはならない本というものもある。いわゆる理論書や専門書というものである。ハードカバーでけっこう厚かったりするので,読破するのにはそれなりに時間がかかる。難解な語句も多いので,すぐには理解できなかったりする。そういう本などは,毎日15分ずつ読むことにしている。15分たったら読むのをやめて,また別の本を読む。疲れる前に頭を切り換えるのである。やってみると分かるのだが,15分あれば,かなり読むことができる。
 このように15分を一つの仕事の単位として考えると,15分が長く感じられる。
 そんなことを感じていたときに,次の本に出会った。
 齋藤孝著「15分あれば,喫茶店に入りなさい」(幻冬舎)1300円
 蟹瀬誠一「1日15分が一生を変える!」(三笠書房)571円
 特に蟹瀬誠一氏の著書は,時間術だけでなく,仕事術や生き方まで学べる本としてコストパフォーマンスが高い。(つづく)

2012年5月23日 (水)

教師のための時間術 5

【やらないことを決める】

 やることが多くなれば当然時間は足りなくなる。やりたいことをやる時間を確保するためには,やらないことをあらかじめ決めておいた方がよい。いわゆる「NOT TO DO」である。だらだらと時間を浪費してしまうようなことである。たとえば,テレビやネットサーフィン。見始めるとついつい時間がすぎてしまう。
 私の場合はテレビは,ほぼニュースしか見ないことにした。食事中にテレビがついていることもあるが,基本的には見ない。どうしても見たい番組は録画して後から見ることにしている。
 ネットサーフィンは基本的に行わないが,フェイスブックのニュースフィードは15分間だけ見ることにしている。15分以上は見ない。
 要は不必要なことに時間をかけないことだ。お金でいえば「無駄遣い」である。知的生産の量が多い人は,ほぼ例外なく「無駄遣い」がない。時間が資源であるからだ。(つづく)

2012年5月22日 (火)

教師のための時間術 4

【記録すること】

 人は誰しも移動にかかる時間は覚えているものだ。たとえば,郵便局までは歩いて10分程度かかる,といったことは把握している。
 しかし,何かを行うのにかかった時間は案外と覚えていない。たとえば,メールをチェックする時間や電話にかかる時間,打ち合わせにかかる時間,通信や書類を書くのにかかる時間といったものだ。
 何かをした後にどの程度の時間がかかったかを,ちらっと時計を見ながら記録しておくと,「かかった時間」が把握できる。たとえば,このブログを書くのに10分かかったとしたら,「ブログ10分」と書いておく。
 このような記録をやっておくと,「その仕事にどの程度の時間がかかるか」を事前に把握することが可能になる。小さなことでもかまわない。たとえば,職員室から自分の教室までにかかった時間,職員室からトイレに行ってもどってくる時間,昼食を食べるのにかかった時間,といったことである。このような小さな時間を大切にすることで,重要な時間にかける時間が確保できる。ちょっとした仕事なら,数分のうちにいくつも片付けることが可能だ。

 われわれは,預金通帳の残高は気になる。食事代や光熱費にどの程度かかったかは気になる。お金の話になると非常に関心が高くなるのに,時間になるといいかげんになってしまうのではないだろうか。時間もお金と同じ感覚で大切に「使う」ことが必要なのである。(つづく)

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