公開授業(11月29日)〜アップとルーズで伝える〜5
本時の授業をイメージしてみる。
今回の授業のポイントは、本文に書かれている内容を実際の作業によって確かめるということだ。しかも、「新聞記事の写真」という映像を使って行う。
本時でとりあげる段落は以下である。
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写真にも、アップととったものとルーズでとったものがあります。新聞を見ると、伝えたい内容に合わせて、どちらかの写真が使われていることが分かります。紙面の広さによっては、それらを組み合わせることもあります。取材のときには、いろいろな角度やきょりから、多くの写真をとっています。そして、その中から目的にいちばん合うものを選んで使うようにしています。
(中谷日出「アップとルーズで伝える」光村図書出版4年下)
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本時では、次の大きな課題を投げかける。
「『新聞を見ると、伝えたい内容に合わせて、どちらかの写真が使われていることが分かります』の部分をみんなでたしかめてみましょう。そして、どんなことが分かるのか、考えてみましょう。」
発問1
「今まで集めてきた新聞スクラップをグループの中で見比べて、アップの写真とルーズの写真が、それぞれどんな記事のときに使われているのか書き出しなさい。」と指示を出す。
ただし、この指示だけだと分からない子どももいるだろうから、いくつかの例を示しながら全体で考えてみる場が必要だろう。たとえば、火事で全焼した家屋の写真(ルーズ)を見せたり、スポーツ選手の一瞬の動きを捉えた写真(アップ)を見せたりする必要がある。
また、グループで話し合いやすくするために、アップの記事は青色の付箋紙に、ルーズの記事は黄色の付箋紙に書き出すようにするとよいだろう。たとえば、青色の付箋色には「スポーツ」「草花」といったことが記入されていくだろう。黄色の付箋紙には「建物」「自然の風景」といったことが記入されていくだろう。
1日分の新聞からいきなり取り出すということになると大変だが、新聞スクラップであれば、すでに選ばれたものなので子どもにも理解されやすい。それほど時間はかからないはずだ。
グループでの活動が終わったら、それぞれ証拠となる記事を実物投影機で映し出しながら、発表する時間をもうける。
おそらく、ここまでで15分から20分程度であろう。
通常の授業であれば、ここまででも目的のレベルまでは達している。今回は、もっと踏み込んで考えさせてみたい。
たとえば、「同じ出来事」なのに、一方の記事ではアップの写真が使われており、別の記事ではルーズの写真が使われているような事例である。
これだと、「伝えたい内容」「目的に応じた」という部分が、さらにクローズアップされることになる。つまり、「送り手が伝えたいこと」が鮮明になってくると思うのである。
そんなに都合のよい記事があるものかと探していたら・・・・あった。(つづく)
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