新聞記者になろう 2009 10
新聞記者になろう 第4時
(はじめの5分ほどは、漢字のミニテスト)
取材の準備を行うことにした。
大きく分けると子どもたちは三つのグループに分かれる。
一つは、いきなり写真撮影に入れるグループである。このグループは、総合的な学習の様子や遊びの様子を伝えるというテーマである。
二つ目のグループは、自分たち自身に問うためのアンケートを作るグループ。たとえば、「今もっとも夢中になっている遊びは何ですか。」「雨の日は何をして遊びますか。」といったことを聞いて集計することになる。
三つ目のグループは、インタビューの内容を考えるグループだ。先生たちに質問する内容をノートにまとめていく。たとえば、図書室の先生に「今、一番借りられている本は何ですか。」といったことを質問していく。
この作業はかなり時間がかかった。まず、子どもたちにとってアンケート作りははじめての作業だったので、何をどう作ればよいのかが検討がつかなかった。ここは、やはりサンプルもしくは枠組みを示しておくべきだった。インタビューも同様である。
1時間で不足したグループもあったが何とか全グループの準備が終わった。このあたりから、かなりしんどくなってくる。十分に考えさせるとなると、やはり2時間は必要だろう。
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教科書では、「取り上げた話題について、取材しよう」ということだけが示してある。しかし「取材の準備」について、その方法を具体的に示しておくべきだろう。なぜならば、取材の内容によって取材の準備が異なるからである。このことは重要である。
教科書の中では「クラスたいこう大なわ大会」というイベントが記事の例として取り上げられている。そして「たいせつ」のところで「いつ・どこで・だれが・何を・どうした」「数や名前を正確に書く」「取材先を明らかにする」といったことが示してある。
たしかに、一般的な新聞では「イベント」や「出来事」「事件」が記事として取り上げられることが多い。そのような記事の場合は上述した内容が重要なポイントになる。
しかし、子どもが見る学校新聞の場合は、それほど「イベント」となるようなことは多くない。むしろ、ふだん生活の様子や何かの紹介を伝えたりするようなことの方が多いのではないか。
「朝日小学生新聞」を見ても、「新しい事件」に関することよりも、何かの紹介の方が圧倒的に多い。「産経子どもニュース」も同様である。「世界遺産」や「動物の子育て」といった子どもに見てほしい内容が多いのである。
「クラスたいこう大なわ大会」のようなイベントの記事は多そうだが、実は少ない。むしろ、「イベント」「生活の様子」「だれかのインタビュー」といった様々な種類の記事の例を出しておくべきだろう。教科書の指導書を読むと「情報収集の具体的な方法を学ばせる」と書いてある。さらに「インタビュー活動への指導」「アンケート活動への指導」として手順だけが示してある。
「取材の準備」の具体的な方法を知りたいのは、むしろ教師側かもしれない。(つづく)


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