4年国語「調べて発表しよう」
4年国語の「調べて発表しよう」は、どうも今ひとつ分からない。資料として「『伝え合う』ということ」という点字をテーマにした説明文が掲載されている。しかし、通常の説明文の扱いはせずに、指導書では1時間で読み終わることになっている。
その後は、「調べて」「発表する」わけだ。なんだか、説明文と音声言語の教材を無理矢理くっつけたような気がする。さらに、どうして「調べて発表する」のか。その理由や目的が明確ではない。
そこで代案だが、説明文ではなく、以下のようなニュース番組風に教材を変えたらどうだろう。子どもたちもペアになって、ニュース番組をつくるわけである。
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A みなさん、こんにちは。飽田東小学校ニュースの時間です。
わたしたちは、いろいろな方法で伝え合い、分かり合い、支え合って生きています。今日は、「手と心で読む」と題しまして、点字についてお伝えします。
みなさんは、駅の自動券売機の表面に、小さな点が浮き出たところがあるのに気づいた人はいませんか。これは点字といいます。目の不自由な方が、指でさぐって読む文字なのです。今日は、レポーターの大島さんに色々と話をうかがってみましょう。
A こんにちは
B こんにちは
A 点字についての思い出を聞かせて下さい。
B はい、19歳のときに、私は急に目が悪くなって入院してしまいました。回復できないと分かったときは、ショックで心のふるさとを失うように思えました。そんなわたしに、点字を覚えるように言ってくれたのが母でした。今でも、母が自分の手で打ってきた北原白秋の詩をわすれることはできません。
A 点字を覚えることは難しいですか?
B はい、はじめは、なかなか難しいことでした。何日もかかって、ようやく一編の詩を読めました。でも、勉強していくうちに、自分で自由に使える文字をもつことが、どんなに楽しく、どんなに大切であるかが分かってきました。
A 点字のおかげで、ショックから立ち直ったわけですね。ところで点字はいつ誰が発明したのでしょうか?
B はい、点字は、1825年、フランスのルイ=ブライユという人が考え出したものなんです。
A フランスですか?
B そうです。それを日本では、50音に組み替えて使っているのです。さらに記号と文字とを組み合わせると、数字やローマ字、音符などを表すこともできるんですよ。
A なるほど、知識や考え、思いを伝え合うことができるのは、文字のもつ大きなめぐみですね。
B そうです。今では、点字の図書館から次々に本を借りて読むようになりました。読みたい本が、まだ点字になっていないのが、もどかしく感じられるほどになりました。
A そうですか。最近は、盲人用ワープロや、本を読んでくれる機会などが作られるようになってきています。これからも、人間のちえは、人々の心を結ぶ便利な道具や方法を考え出し、多くの人によろこびをもたせてくれるでしょうね。
A 今日は、本当にありがとうございました。
B ありがとうございました。
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